1 昇級審査とは?
武道空手を学ぶ者として必要な、心構え、技術、体力が備わっているか、各級位に応じて与えられた課題
を通して確認するものです。
入門すると白帯(無級)からスタートし、3か月以上稽古した者は審査を受けることが出来ます。
そして、審査で合格すると、昇級して帯が変わります。
標準的な昇級の仕方は次のとおりです。
白帯(無級)→オレンジ帯(9級/10級)→青帯(7級/8級)→黄帯(5級/6級)→ 緑帯(4級)→緑帯(3級)→茶帯(2級)→茶帯(1級)→黒帯(初段) |
---|
※審査の成績が優秀な場合は、飛び級で昇級することもあります。
※出来ていない場合は、審議(保留)や再審査(不合格)となることもあります。
2 審査の概要
(1)実施回数
年3回(4月・8月・12月)
(2)対象者
各級位を取得後(白帯は入門後)3か月以上稽古した者
ただし、初段を受ける者は、茶帯期間が1年以上あること
(3)審査内容
@礼儀・姿勢 A稽古の出席数 B柔軟性 C力量(拳立て・跳躍) D基本審査 E移動審査
F型審査 G組手審査 H昇段レポート(昇段対象者)
3 審査基準表(移動・型・組手)
帯 | 段・級 | 移動審査 | 型審査 | 組手審査 |
白帯 | 無級 | 【1号令1動作】 ・突き(追い突き、逆突き) ・受け(上段受け、外受け、内受け、手刀受け) ・蹴り(前蹴上げ、前蹴り、廻し蹴り) |
太極T〜V | 軽めのスパーリング |
オレンジ帯 | 10級 9級 |
平安T |
||
青帯 | 8級 7級 |
【1号令2動作以上】 ・三本突き ・受け⇒逆突き ・前蹴り⇒手刀受け ・二本以上の蹴り ・突きと蹴りの連携 |
平安U 足技太極T |
スパーリング |
黄帯 | 6級 5級 |
平安V 足技太極U・V |
||
緑帯 | 4級 | 【その他の移動】 ・回転の移動(手技、足技) ・騎馬立ちの移動 (肘打ち+裏拳+下段払い+逆突き) ・三戦立ちの移動 (逆突き+内受け+裏拳+肘打ち+鉄槌) ・五本蹴り ・約束組手(三本組手、一本組手) |
平安W 安三 |
5人組手 ※2 |
3級 | 平安X 突きの型 |
|||
茶帯 | 2級 | 撃砕大、三戦 ※1 |
10人組手 ※2 | |
1級 | 最破、撃砕小、転掌 ※1 |
黒帯 | 初段 | ◎審査基準 ・人格に優れ、真摯に稽古に励むこと。 ・空手の技量、力量が充分に備わっていること。 ・空手指導員としての責務を果たせること。 | 平安裏T〜X 十八、臥龍 |
20人組手 ※3 |
弐段 | 征遠鎮、観空 | 30人組手 ※3 | ||
参段 | 五十四歩 他 | 40人組手 ※3 |
※1 茶帯は、太極・平安以外の型を一つ選択し、単独で行う。
※2 少年部はスパーリングとする。
※3 壮年部及び女子部は別基準とする。