JR北陸線の特急「サンダーバード」車内で女性に暴行したなどとして強姦(ごうかん)と傷害の罪に問われた滋賀県湖南市石部南4、解体工、植園貴光被告(36)に対し、大津地裁(大崎良信裁判長)は17日、懲役18年(求刑・同25年)を言い渡した。
判決などによると、植園被告は06年8月3日午後9時ごろから約1時間10分にわたり、富山発大阪行きのサンダーバード内で、女性会社員(当時21歳)の隣に座り「殺すぞ」などと脅して胸などを執拗(しつよう)に触った。その後、女性を車内のトイレに無理やり押し込めて暴行した。
同年12月21日夜には、大津市内を走行中のJR湖西線の普通電車内で女性(同27歳)を暴行。同市のJR雄琴駅で下車し、ホームにいた別の女性(同20歳)を駅のトイレで暴行するなどした。【豊田将志、近藤希実】
毎日新聞 2008年1月17日 東京夕刊