南京事件 展示見直し申し入れ
日中戦争中に、日本軍が市民を殺害したり暴行や略奪を行ったりした南京事件から70年を迎えた去年の12月、南京大虐殺記念館は、展示面積を10倍以上に広げたうえ、内容も一新して一般に公開されています。これについて、日本政府は、日中間で見解に違いのある犠牲者30万人という数がことさらに強調されていることや、事実とは疑わしい資料や写真が多数展示されているなどとして、上海駐在の隈丸優次総領事が先週、南京市の幹部らに申し入れを行いました。この中で、日本側は、展示内容の見直しを進めるとともに、多くの日本人が反感や違和感を感じることのない記念館にするよう、期待感を示したということです。これに対し、南京市の幹部らは「展示は両国の関係に配慮し、悪くないものを作った」などと述べたうえで、日本側の意見を関係者に伝える意向を示したということです。 |
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