第4回 東海ブロック青年交流会 
− 集まれ地上の星たち 広げようネットワーク −
「もっともっとたくさんの仲間を増やしたい。」
「たくさんの仲間がいることの素晴らしさを知ってもらいたい。」
「そのために自分自身が出来ることは何なのかを考え、見つけてもらいたい。」
そんな思いで開催するのが今回の『東海ブロック青年交流会』です。この交流会に参加して見つけたことを、各自が地元に持ち帰り、今後の青年活動のキッカケにしてほしいのです。
決して一夜限りのお祭りではなく、これからの為の起爆剤にしてほしいのです。
感動や感化は、自身が積極的に求めてこそ得られるはずです。
どうぞお気軽に参加してください。心からお待ちしています。
さぁ集まれ地上の星達よ!
日 程:平成18年3月4日(土)20:00〜
5日(日)15:00
会 場:瑞浪生涯学習センター(岐阜県瑞浪市)
参加費:5,000円
主 催:東海ブロック青年交流会実行委員会
申込み:代表 山内 匠(FAX: 052-731-4153)
M−Net四国合同歴史セミナー(香川会場) 
幕末・明治維新に始まる日本近代化の歴史は、激動の時代と言われる今日よりもはるかに長く厳しい道のりでした。
この困難な時代を乗り越え、今日のわが国の礎を築いた「明治の日本人」。その生き方には、家庭や社会、そして国家が危機的状況にある今こそ、おおいに学ぶべきことがあるのではないでしょうか。
日露戦争戦勝101年目を迎え、あらためて「明治の日本人」の気概にふれ、その心と魂に学ぶことで、現在の日本人に失われつつある誇りや勇気を取り戻し、真に世界から信頼と尊敬を受ける国づくりに貢献していきたいと考えます。
日 程:平成18年2月12日(日)13:00〜15:30
講 師:高橋史朗 講師(明星大学教授)
会 場:香川県立文書館(香川県高松市)
参加費:500円
定 員:200名
申込み:モラロジー四国出張所(電話:0875-57-5105)
皇室典範の拙速な改定に反対する緊急集会 
−男系による皇位継承の伝統を守ろう!−
拙速に女系継承を導入してしまえば、二千年の歴史が断絶し、もう取り返しはできません。
この度、有識者会議の報告書は、女性・女系天皇を導入し、第一子(長子)優先の皇位継承制度を打ち出しました。政府は、この報告書に基づく皇室典範「改正」案を、次の国会に提出し、成立させるべく準備を進めています。拙速な皇室典範改正に反対する国民集会に奮ってご参加ください。
提言者:渡部昇一氏・工藤美代子氏・平沼赳夫氏 ほか
日 時:平成18年2月1日(水)午後2時〜3時30分
会 場:憲政記念館・大ホール(国会議事堂前)
参加費:無 料
共 催:日本会議国会議員懇談会・日 本 会 議
※日本会議公式ホームページはこちらから
今年も1月の「成人式シーズン」ともなると、スーツや振り袖を着た初々しい新成人たちの姿を、街のあちこちで見かけました。
日本では古来より武士の子は15歳くらいの年齢に達すると“元服”という儀式を行い、大人の仲間入りをしてきました。
現在では、社会人として一人前の大人として認められる儀式というより、ちょっとした同窓会気分で参加する人が多いようです。私自身も十数年前になりますが、地元福井県で成人式を迎えたとき、久しぶりに再会した同級生たちと懐かしい思い出にひたったのを覚えています。
その成人式中、我々新成人にあてた祝辞でたった一つだけ覚えている言葉があります。
「福井が生んだ橋本左内(さない)先生のように、立派な志を立ててください。」
< 幕末の志士 − 橋本左内 >
橋本左内は吉田松陰とならび、もっとも優れた幕末の志士といわれた人です。
左内は天保5年(1834)3月、越前福井藩で医者の子として生まれました。幼少の頃より秀才の誉れ高く、16歳には大坂に出て「適塾(てきじゅく)」で医者の緒方洪庵(こうあん)に師事し、蘭学や西洋医学を学びました。左内は、ずば抜けた俊才ぶりを発揮し、洪庵からは「橋本はいつかわが『適塾』の名前を高めるであろう」と絶賛されたといいます。
また20歳には江戸へ遊学。維新を成し遂げた志士たちと親交を結び、西郷隆盛は7歳年下の左内のことを「友として最も尊敬する」と語っています。
帰藩後、わずか24歳で福井藩主の側近となりました。左内は開国問題や将軍の後継ぎ問題などで活躍しましたが、攘夷(外敵を排斥し平和を維持する考え方)で揺れる中で危険人物とされ、26歳の若さで、処刑(安政の大獄)されてしまいました。
左内の功績はその早すぎる死によって大きく取り扱われることはありませんが、生前、当時の世界の体勢を洞察していた左内は、日本が開国をして、英か露との同盟が必要であると予見。当時56歳の川路聖謨(かわじ としあきら…日露和親条約締結を担った幕閣)は、その見識の高さに『からだの半分を切り取られたような感じがした』と述べています。
その後半世紀以上も経ってから日英同盟が結ばれ、国際連盟が設立された訳ですから、左内のするどい先見性には、ただ驚かされるばかりです。
オランダ語、ドイツ語、英語を読解。和漢洋の学問に精通し、内外の政情をも的確に把握していた左内の実力は、全国に名だたる志士の中でも群を抜いています。
ただ大変残念なことは、吉田松陰とは互いに名を知ってはいましたが、ついに面談する機会がなかったことです。同じ江戸の牢獄に幽閉されながら、松陰は左内と一議論さえしなかったのを非常に嘆いたといいます。
歴史に“もし”はありませんが、橋本左内と吉田松陰がもし出会っていれば、日本や世界の歴史が、大きく変わっていたかも知れません。そう考えると、その早すぎる死はとても残念に思われます。
< 啓 発 録 >
左内が15歳の時、日頃の心がけを五項目で書き記した『啓発録』という手記を残しました。とても15歳とは思えない程の、崇高な精神に満ちており、現在でも通用する数々の言葉が刻まれています。
その一は「稚心を去る」である。
稚心とは子どもっぽいということである。父母への依頼心が強く甘い考えの者は、とても大人物にはなれない。
その二は「振気」(気を振るえ)である。
僅かでも学問を心掛け、先祖の御恩に報いる目的で一切の困難を乗り越えなければならない。
その三は「立志」(志を立つ)である。
歴史の人物を調べ自身を奮い起こし、師や友から教えを受け発憤し、逆境に負けず、何事も感激をもって志を立てるものである。
その四は「勉学」(学に勉めよ)である。
優れた人々の善事善行を学び、自己を高めることである。古今の出来事を良く学び、何事でも長時間努力しなければ、効果は見えない。
その五は「朋友を択ぶ」(友を択べ)である。
真の友人とは、欠点を遠慮なく告げ、正しい道に導き、互いに人間性を高め合える者である。そのような者は大切にしなければならない。
< 自身を顧みて >
左内は24歳になって本箱の片隅にあったこの手記を偶然見つけ、「内容は浅薄だが気概は今日以上のものがあった」と述べ、さらに「10年後にこれを読み返して、赤面せずに済むならば幸福である」と述懐しています。まさに若い頃に立てた志を貫き通し、誇り高く生きる左内の姿勢が伺えます。
左内が24歳のときに“10年後”と考えた34歳に、ちょうど自分が達しました。私自身の生き方を顧みたとき、成人式を迎えた当時は、意味もなく都会に憧れ、生まれ育った田舎から離れることばかりを考えていたと思います。小さな志すら持ち合わせていない自分に、ただただ恥ずかしく感じるばかりです。
国家存亡の危機であった幕末に比べ、はるかに平和な今の世の中に甘んじることなく、自らを律し、何事も気概を持って取り組み、10年後に赤面せずにこの随想を読み返せるよう、真の大人に成長することを目標に頑張っていきたいと思っています。
青年活動推進課 横田茂弘
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