リサイクル 武田中部大学教授

2007/05/15 09:56

 

NHKのクローズアップ現代がはじまると、「また安全無視。。」(ジェットコースター事故)と言いながら、国谷女史がこちらを睨んだ。そういう怖い顔つきはやめてくれないかな。報道ステーションのアシスタントの女性も、原稿を読み終えて顔を上げるとこっちをにらみつける。事件への怒りの顔なのかもしれないが、サンマさんの言う「そんなんいらんねん」だ。ニュースをタネに小芝居するのはやめてもらえないだろうか。なんだかとても間が抜けてるように見える。
 
古館氏はニュースを弄んでいるが。筑紫氏も、あの老人ボケみたいな論理の通らない「風を読む」じゃなかった、ええと、「多事争論」、それをやめてほしい。
と書いたあとになって、筑紫氏は病いでしばらく休むとのこと。復帰したいそうだが、しかし、発音すら明瞭でなくなっているのだから、これまでよく働いた老体をいたわるために、このまま引退していただいていいのだと思う。遠慮しなくていいのですよ。
 
 
今回は、番組の書き起こし。番組で扱っている武田氏の「環境問題は、なぜウソがまかり通るのか」は、一時、アマゾンで一位だったこともある本。
 
 
2007年5月14日 ABC朝日放送ムーブ
 
堀江、関根、上田:ABCアナウンサー
宮崎哲弥:評論家
勝谷誠彦:コラムニスト
重村智計:早稲田大学教授
武田邦彦:中部大学教授
 
 
(冒頭のビデオ)
 

 
主婦A「ペットボトル分別してます」
主婦B「マイバッグ持ち歩いてます」
 
その努力、全てが無駄!? それどころか、環境破壊に拍車!?
そんな話、信じられますか?
 

京都議定書「Decided」採択します。
 
地球温暖化は、世界65億人の共通の問題。
 

 
アル・ゴア氏「日本人は世界の見本になれる」
ゴア氏は、我々の前に「不都合な真実」をつきつける。
 
そうだ、リサイクルしよう。未来への希望、人類の責務、そんなエコ・ムーブメントをまっこうから否定する科学者が現れた。
 
異端児 武田邦彦 中部大学教授 内閣府文科省の専門委員
 
日本の科学界の権威が口にする、驚きの真実とは?
 
○ごみリサイクルは環境破壊
○森はCO2を吸収しない
○紙をどんどん使ってOK
○地球はいま氷河時代だ
 
全ての理論が掟やぶり、我々が費やしてきた時間と金は? いったいなんだったのか
 
武田邦彦氏「全てはムダです」
 
ただの暴論か。それとも正論か。反逆の科学者、緊急生出演。
 
あなたの信じる常識が全てウソだったら、あなたならどうする。
(ビデオ終了)


 

 
堀江「今日は、中部大学教授の武田邦彦先生をお呼びしてます。異端児とか反逆のとか、いろいろ大変失礼しました。今まで我々がやってきたことは何だったんだろうということについてお話をうかがいたい」
 
宮崎「この方は、資源材料工学の権威ですからね。その世界では、反逆児でも異端児でもないです」
 
堀江「その武田先生が、こういう本をお書きになりました「環境問題は、なぜウソがまかり通るのか」という本なんです。これがかなり衝撃的」
 
関根「そうですよね。今まで環境のためにやってると思ってたことが、全て環境を破壊していたという」
 
堀江「この本の中に書かれてることを新聞(パネル)にしてみました」
 
上田「こちらが2007年5月14日月曜日発行、疑うエコ新聞第一号です。この中からまず、ペットボトル・リサイクル、実は全くの無意味。ここからいきます。
 
ペットボトルの消費量は、2004年度一年間で51万トン。このうち27万トンは廃棄、つまり捨てられてしまう。半分近くの24万トンは再利用。再利用のために使われる石油の量が84万トンもある
 

 
リサイクルをするために、自治体が回収して運搬、業者が洗って細かく裁断する作業があり、そのリサイクルのために、3.5倍(84万トン)もの石油を使う。 しかも再利用されるのは、24万トンのうち、わずか3万トンにしかならない。回収された残りのペットボトルは、先生いわく「燃やされている」」
 
堀江「手間ヒマかけて、ほとんど燃やしちゃってるということですか?」
 
武田「そうですね。燃やすしかないので、しかたないから燃やしてる」
 
堀江「燃やしたら環境に良くないからってことで、リサイクルしようって」
 
武田「最初はまあそういう話でしたね。だけども、ペットボトルのリサイクルを開始する時に、今は、環境に熱心な人達がリサイクルしてるんですが、当時に一番反対したのは、環境を大切にする人達だったんです。なぜかっていうと、リサイクルが始まるとみんなが気軽に飲んでボンボン捨てちゃうから。
 
焼くのどうだったかなとちょっと(ためらう)。だけどリサイクルされるんだったら、まいいかなとなる。
 
それで、(ペットボトルは)リサイクルされる前は15万トンくらいしかなかった。それが急上昇して、今では50万トンを越える。」
 
堀江「これ便利だから、作るほうもペットボトルにしたほうがいいじゃないかと」
 
武田「増える原因になりますね。そのペットボトルのリサイクルを進めたのは、ペットボトルのメーカーでしたから、つじつまは合う」
 
堀江「(ペットボトルを)全部リサイクルしたらいいじゃないですか」
 
武田「リサイクル。。。」
 
宮崎「使われるのは3万トン」
 
武田「そうですね」
 
武田「50万トンから、3万トンくらいようやく使えるかというとこです。現状は」
 
堀江「それだけ(3万トン)にしかならない」
 
武田「そうですね」
 
関根「(ペットボトルについてる)フィルムを取って分別してますが、あれもつけたまま燃やしたほうがいいのですか?」
 
武田「できるだけ何もせずに、ゴミと混ぜて、台所ゴミなんかと混ぜて燃やしたほうが、ずっと資源は節約できるしゴミも減る
 
宮崎「これはあれですか、焼却炉で一緒に燃やすことによって、燃焼効率が高まる効果があるわけですか?」
 
武田「今、プラスチックをリサイクルしちゃうものですから、残りのゴミはべちゃべちゃした台所のゴミになるんです。べちゃべちゃしたモノを焼くなんてできませんよ。
 
ペットボトルは焼却するのが一番いいわけです。石油製品ですからよく燃える。焚き火するときには(内部に)空間があったほうがいいです。(その空間を)ペットボトルやトレイなんかは作ってくれる。だから燃えやすい。普通、焼却炉で、家庭の生ゴミだと燃えにくいものですから、どうしても灯油をかけて燃やそうという変な話になる。一生懸命ペットボトルはリサイクルするわ、かたや燃えなくて灯油をかけてる。こういうのをやってるのが現実だから、一刻も早くやめなきゃいけない。
 
堀江「燃えにくいものにペットボトルを混ぜたほうが良く燃えるんだと」
 
武田「もちろんです」
 
宮崎「にわかには信じられなかったんですが。だんだんお話を伺ってると。。そもそも24万トンを集めて、3万トンしか使ってない。じゃ、あとはどこへ行ったという話ですよ」
 
堀江「結局、燃やしちゃってるんですよね」
 
宮崎「詐欺じゃないですか、ほとんど」
 
勝谷「先生、家で燃やせるものは家で燃やしたほうが。昔は焚き火してましたよね、途中からダイオキシンがなんだかんだといいだして、家で焚き火しちゃダメだって言いだしたでしょ。どうですか?」
 
武田「ダイオキシンが出るっても、ほとんどないし、ダイオキシンの毒性も弱いし、ペットボトルはきれいに燃える
 
勝谷「家で燃やせるなら燃やしたほうがコストも手間も省ける
 
堀江「これだけでも相当びっくりしてます」
 
 
 
上田「リサイクル運動、実は間違いだらけ。私たちの常識が間違ってる。まず、森。あの木々たちはCO2を吸収しない。ゴミの分別回収。家電のリサイクル。マイバッグ運動。紙のリサイクル、こういったことも無意味だとおっしゃる」
 
関根「全部やってるわけじゃないですけど、いくつかやってます」
 
武田「ペットボトルも普通の人が考えて、すぐわかることなんです。分別したらいけないということは、(例を出すと)引越しするときに、台所のものはこのトラック、家具はこのトラック、本はこのトラックと6台くらいのトラックに分けて運んで、家についたら混ぜて入れるというやり方だと、何倍か費用がかかってしまう。だから、分別すればするほど経費がかかる。運ぶものが貴重な家具だったらいいけど、ゴミを運ぶんですからね、どうにもならない」
 
堀江「家電リサイクルはどうですか」
 
武田「家電リサイクルははっきりしてて、リサイクルをやる前は、自治体が一台当たり税金500円でやってた。今は一台3500円とる。しかも税金で払ってた500円も返ってこない。7倍のお金を取ってるから、効率が7倍悪い、7倍環境を悪くする」
 
関根「でもちゃんとリサイクルしてくれてるんですよね?」
 
武田「いや、ほとんどリサイクルしてません。リサイクルして価値のあるものが取れれば、500円が300円(安くなる)になる。なにも(価値あるものが)とれないから、500円が3500円になる」
 
宮崎「じゃ、家電リサイクル法はなんのためにあるんでしょう?」
 
武田「いや、あれは一部のところにお金がいくとか、いろんな事情があるんじゃないか」
 
宮崎「そんなバカな」
 
堀江「紙のリサイクルについてですが」
 
関根「日本人が使っている紙の原料のほとんどは先進国から輸入している。そして先進国の森林は1%づつ毎年増えている。逆に大きく減っているのが、開発途上国の森林で年間7%くらい減っている。
先進国の森林なんですが、成長している森林は伐採が必要で、紙はこの伐採した木を元にして作られてる。だから、紙はどんどん使ってもいい」
 
宮崎「紙は普通の木材から作る。今いわれた通り開発途上国の森林は減ってる、これは大変な問題。開発途上国が自分の足だとすると足から血が出てる。紙は腕から作る、これ先進国。(紙の節約は)足から血が出てるのに、腕に包帯を巻く」
 
堀江「治療してるところが違うってことですね」
 
武田「紙をリサイクルしたら、開発途上国の森林が守れるなんてのは、全くナンセンス。開発途上国の森林が減っていくのを止められない」
 
勝谷「環境問題の中のいろいろなレトリックが、ウソをつくことによって誰か受益者がいるんですよ。得してる悪い奴が。昔からなんとなく感じていて、環境屋ってのがいるんですよ」
 
堀江「なぜ環境問題が世間に広まっていったのか、その背景」
 
上田「なぜリサイクルが押し進められていったのか。
武田先生がおっしゃるには、いまさらリサイクルがダメだったとは言えない。そして、リサイクルといえば国から補助金がつく。ゴミは自治体が処理することになっている。リサイクルということになると、業者に渡して、その後はノータッチ。自治体は何もしなくてよいから助かる、一方で業者は潤う。その一方で重荷を持つことになるのは、分別をして税金をはらう国民。
ちなみに、2006年度、リサイクルに使われた税金は5000億円
 
勝谷「もちろん言われてることの中に正しいこともあるけれど、素人が考えてその通りと思うことは、実はウソだってことが多い。環境問題ってのは、ウソが隠されてると思いはじめたのは、クジラ、捕鯨問題。それからです」
 
宮崎「うちの女房にこういうこと言うと、ペットボトルのリサイクルは意味がないんだと、怒るんですよ。私の今までの努力はなんだったんだ」
 
勝谷「人間の心理に上手につけこんで、自分も参加してるっていう意識を持たせる。昔はやった小さな親切運動、あれと同じで、小さな親切大きなお世話なんですよ」
 
堀江「この(武田氏の)本の中では、身近なことだけでなくて、リサイクルの根本にあります地球温暖化についても武田先生は疑問を投げかけてます」
 
上田「本には、今の地球温暖化は、大したことない」
 
 

(ビデオ)
 
 
海に沈みゆく国ツバル。そこに住む人達から全てを奪う恐怖の正体。それが地球温暖化
 
ゴア氏「真剣な議論こそ、目の前に迫った危機に立ち向かうターニング・ポイントになるのです」
 
「不都合な真実」が訴える地球温暖化の危機。絶滅へと追いやられる野生生物。海水面の上昇が引き起こす悲劇。
 
京都議定書では、先進国のCO2排出量削減を決め、心ある市民はたとえ不便でも環境のために分別に精を出す。それはすべて
 
市民A「環境を汚しているのは人間」
市民B「将来の子供のために」
バカっぽい女「地球を救おう」
 
地球温暖化は致命的。温暖化で海水面が上昇する。疑うことすら許されない大前提。この大前提を完全否定。武田教授はこう言いはなつ
 
「地球はいま氷河時代です」
(ビデオ終了)

 
 上の赤い矢印のところ
 
武田「生物が最初に出てきた時が、第0氷河時代。恐竜、アンモナイトが死んだのが第一。現在が第二氷河時代で、いちばんこっちです。ものすごく寒いんですよ。だから、赤道近くに動物も人間も住んでる。シベリアには住んでない。これは地球が寒いせいなんです」
 
上田「氷が溶けて海水面が上昇するというのはウソ。南極付近の温度が上がれば、南極の水面はわずかに下がるんだそうです。海水が水蒸気となり氷に霜としてくっつく」
 
武田「北極のほうは簡単で、アルキメデスの原理があって、氷が溶けても海水面は変わらない。南極はちょっと難しい。南極大陸だけが暖かくなると氷が溶けるんですが、周りの海水も暖かくなる。そうすると、冷蔵庫の中に、冷たい水を入れるのと、暖かい湯気がたってる水を入れるのと、そうすると、湯気が立ってる水を入れたほうが霜がおおくつくんです」
 
堀江「湯気がダーッと上がって、それが付着して霜になる
 
武田「そう。南極と周りの海が暖かくなれば、南極の氷は増えるんです
 
堀江「そうなんですか」
 
武田「氷が増えるから、海水面は下がるんです。私だけが言ってるんじゃなくて、IPCCという国際機関、最近では第4次報告に書いてあります
 
上田「国連IPCCなんですが、「地球が温暖化すると、氷が溶けるからではなくて、海水が暖められて膨張するから海水面が上がる」と書いてあります」
 
堀江「じゃあ、ツバルが沈むというのは、何か別の理由」
 
武田「まあ地盤が少し下がるとかね。現在の日本の海水の水位というのは、1950年とだいたい一緒です。最近ひどくなったと言うのは問題」
 
宮崎「では、海水の膨張というのはどうなんですか」
 
武田「これから温度が少しづつ上がってくれば、IPCCは若干海の水が膨張するだろう。レベルはね、IPCCが言ってるのは、100年間に30センチ。ゴアさんは7mとか言ってるけどケタが違う。(手で示して)このくらいは考えとかなきゃいかんなと」
 
堀江「実は先日宮崎さんは、連載のニュースジャッジでですね、地球温暖化の真実の不都合、まず頭からクールダウンしようという記事を書かれてます。その中で先生の著書にも触れられていて、キリマンジャロの雪の減少は温暖化が原因ではない?! 京都議定書は温暖化に全くの無力?! 」
 
宮崎「キリマンジャロの雪はアル・ゴアの不都合な真実に写真が出てくるんですが、あれは温暖化が原因ではなくて、今の通説は、太陽によって蒸発してなくなったと言われている」
 
堀江「どう違うんです?」
 
宮崎「だから、太陽で蒸発したので、温暖化とは関係ない。これは武田先生じゃなくて、渡辺さんという地球温暖化の専門の方がおっしゃってます」
 
堀江「では、京都議定書は、地球温暖化にまったく無力ではないか。これは武田先生から」
 

 
武田「まず、地球温暖化する原因というのは、60%くらいが二酸化炭素みたいなガス。ガスにはいろんなものがあるけれど、そのうち60%が二酸化炭素。先進国が排出してるのが60%。京都議定書に批准した国が60%。削減目標は6%。
6を5回かけると、0.7%くらいになる
 
京都議定書を守らなければ、1度上がるとします京都議定書を完全に守ると、0.993度上がることになる。1000分の7だけ変わる」
 
関根「それだけしか抑えられないということですか」
 
堀江「それに一生懸命に、やっきになってる」
 
勝谷「たいへんなコストをかけてる」
 
武田「たいへんなコストをかけて、なんかそれをやると地球温暖化が解決するように思うから、よけいにいけない」
 
堀江「やらなきゃいけないことかもしれないけれど、やったところで、そんなに効果がない
 
武田「ほとんど意味がない。意味がないことやってると、余計にダメになっちゃう」
 
関根「何すれば環境のためになるんですか?」
 
堀江「そこでもう一枚書いていただきました。何かしなきゃいけないでしょ」
 

 
武田「というわけで書かされまして、何をしたらいいのかと言いますと、「日本の日本人。リサイクルするより子孫のために
 
これ、なんでかって言いますと、世界全体は同じじゃないんですよ。暖かいところもあれば寒いところもある。日本は日本の環境をちゃんとするのが大切なんです。日本は温暖でしょ、水は豊富に飲める、犯罪は少ない。みなさんには節約の精神がある。
資源は逆にない。そういうところでどういう生活をするか、都市をコンクリートで固めたり、一生懸命リサイクルしたり、密閉の住宅作ったり、クーラーなんかかけないで、そよ風の吹くところに住んだり、そういうふうに変えなきゃいけない」
 
堀江「都心から離れていったほうがいいですか、やっぱり」
 
武田「都市の作り方ですよ」
 
勝谷「日本の環境を守るためには、談合している土建、利権、政治屋、ああやってダムを作って護岸で固めて海岸をなくしていく、あの人達が美しい日本を破壊してる」
 
武田「日本の日本人て書いたのは意味があって、日本という国土に住んでるんだと、だからそれに合ったことをやる。節約がちゃんとできる日本人という特性を生かす。それをね、ドイツとかアメリカとかに学んじゃいけない。学ぶと変な方向へ行っちゃう
 
宮崎「京都議定書とか容認して、CO2の排出量取引なんかもってのほか」
 
武田「ロシアの術中に入ってしまう」
 
宮崎「そうですね」
 
堀江「何もしないのはよくないですね。やらなきゃいけないのはまず節約ですか?」
 
武田「日本人の本来の姿に立ち返る」
 
(番組終わり)
 

 
 
今のように日本人が環境に熱心な人達がいるようになったのは、マスコミが、何年もずっとその方向の報道をし続けてきたから。
マスコミには、武田先生のご意見をきちんと立証し、証拠立てて、肯定なり反論なり報道をする責任があると思う。
 
 
ところで、ペットボトルについて、ちょっとネットを調べてみた。
 
日本政策銀行の無責任らしい文書によると
http://www.dbj.go.jp/japanese/download/pdf/policy/note17.pdf
 
輸出推定19万5千トン。国内消費19万2千トン、うちかなりの部分が再利用。
 
PETボトルリサイクル推進協議会 の統計データ
http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/index.html
 
2004年度には、14万7千トンが繊維、ボトルその他に再利用されている。
 
だから、上の番組で武田先生が3万トンしか利用されていないというのはどうだろう。どちらのデータが正しいのだろうか。
 
とはいうものの、武田先生の言うように、分別して回収し、洗浄してチップにして搬送し、などとやっていることから生じる資源消費も夥しいと思える。リサイクルの目的である資源消費の削減になっていない。
 
51万トンのペットボトルを作って、国内のリサイクルとしては約15万トン、つまり約3割しか再利用できていない。約20万トンの輸出があるので、再利用率は上がるけれども、そもそも輸出しようとして分別収集をはじめたものでもない。国内での再利用で完結させるのではなかっただろうか。ゴミを輸出するというのは、何か違う気がする。また、中国へ輸出するといっても、ペットボトルの回収費用くらいはもらってるのかな、まさかタダで払い下げしてるとか?
 
とにかく3割しか利用しないのなら、分別せずにゴミとして燃やしてもいいようにも思える。どうもリサイクルは、思われるほど資源節約に貢献していないようだ。
 
 
 
 
 
祝日には、国旗を掲揚しましょう。
(近くの店で約50x70cmの旗と旗竿とで700円ほどでした。玄関がだめな人はベランダで)
 
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