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論文審査汚職:名古屋市立大元教授を収賄罪で追送検

 名古屋市立大学大学院医学研究科の博士論文審査をめぐる汚職事件で、愛知県警捜査2課などは16日、元同大学院教授の伊藤誠被告(68)=収賄罪で起訴=を収賄容疑で名古屋地検に追送検した。

 調べでは、伊藤容疑者は同研究科臨床機能内科学教授だった05年3月29日ごろ、主査として博士論文を審査する前に最終試験の内容を教えるなど有利な取り計らいをした見返りに、学位申請した大学院生1人から現金数十万円などを教授室で受け取った疑い。

 謝礼を支払ったのは「課程博士学位」を申請した大学院生。伊藤容疑者は昨年12月5日、大学院に通わずに取得する「論文博士学位」を申請した勤務医ら計5人から同様に計110万円の謝礼を受け取ったとして収賄容疑で逮捕され、同26日にはさらに6人から謝礼百数十万円を受けたとして再逮捕された。

 贈賄側の計12人はいずれも05年3月25日付で博士号を授与された。県警は近く12人を贈賄容疑で書類送検する方針。【桜井平】

毎日新聞 2008年1月17日 1時52分

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