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豪外相 日本政府は解放に同意

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水産庁によりますと、南極海で調査捕鯨を行っていた日本の船に対し、15日、環境保護団体「シー・シェパード」のオーストラリア人とイギリス人のメンバーが妨害活動を行ったうえ、無断で船に乗り込んだとして日本側に拘束されました。これを受けて、オーストラリアのスミス外相は16日午前、西部のパースで記者会見し、現段階での最優先課題は2人の安全が早急に確保されることで、日本政府も同じ立場だとして、調査捕鯨船と環境保護団体の船の双方に対し、2人の早期引き渡しに協力するよう求めました。その一方で、スミス外相は「われわれは公海上でのいかなる違法行為も許さない」と述べ、2人の拘束に至った過程で違法行為がなかったかどうか、今後、オーストラリア連邦警察が双方の主張を検証することを明らかにしました。オーストラリア政府は15日夜、日本政府に対し、2人の拘束を解き、「シー・シェパード」に引き渡すよう要請し、日本側もこれに同意したということです。しかし、日本側によりますと、理由は明らかではないものの、「シー・シェパード」側は2人の引き取りを拒否し、身柄はいまだに引き渡されていないということです。日本の調査捕鯨に強く反対するオーストラリアのラッド政権は、調査捕鯨船の監視など新たな対応策を打ち出していますが、会見でスミス外相は、この問題が日豪両国の良好な関係を損なうことはないとあらためて強調しました。これについて、町村官房長官は午前の記者会見で、「活動家は、強い臭気を発する瓶を投げ込むなどたいへん危険な行為をしてきた。そして、抗議文を手渡したいと船に入ってきた2人を事務室に収容し、その2人を戻そうと、引き取りを求めるメッセージを出しているが、2人が所属する環境団体からは今のところ何の返事もない状況だと理解している。外交関係に影響するとは思っていないが、こうした妨害行為は、公海上での合法的な活動に対する危険な行為なので、日本政府として強く非難をする」と述べました。
もどる1月16日 12時26分
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