オーマイニュースの取材について 2008.01.08.
オーマイニュースという「インターネット市民新聞」から取材が来た。
大串富史記者という人である。
かなり根気よくつきあってはみたが、常識的なこともさっぱり理解できない人なので、取材をお断りした。彼は記者として必要な訓練も知識もないので、企画そのものをやめるべきだと忠告したが、言うことを聞かずに記事になった。その経緯について大串氏が、キクログ↓などで勝手なことを世間に言いふらしているので、いきさつを明らかにする。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1196840389#CID1197815429
送信者 大串富史 2007年11月26日 0:34
宛先 吉岡英介 CC 天羽優子
件名 お詫びとご連絡とお伺い:磁気活水器名誉毀損訴訟に関しまして
吉岡先生ないしはご担当者様
前略:お忙しいところを失礼いたします。私はオーマイニュース市民記者の一人で、大串と申します。
最初に、吉岡先生のこちらのエントリーを最近になって拝読し
http://www.minusionwater.com/ochajudgement6.htm
市民記者の一人として、まず最初に深くお詫び申し上げます…
ご指摘いただいているオーマイニュースの当該記事は先生だけでなくオーマイニュースの内外でも一致して「吉岡先生からのコメントを取ろうと努力したのかどうかが分からない」
という点で、今回意見の一致を見ております。これはオーマイニュースにとっては大変残念なことで私も市民記者の一人として、残念極まりないことと感じています。
幸い、(幸いってどういうこと?緑文字は吉岡のコメント)本件は既に裁判における司法的案件となっておりオーマイニュースとしてはこれに事件の一つとしての関心を寄せています。つまり、本件における裁判所の裁定の行方を偏頗のない仕方で報道したい、と考えております。
ですが、オーマイニュースは先の関連記事においてニュースサイトとして両者に公平な報道をしたのか今後は両者に公平な報道をするのかという点で現在、岐路に(岐路じゃないでしょ?吉岡)立たされておりまして今回の新たな記事執筆に際しどうしても先生のコメントをいただかなくてはと強く希望しております。
#もし万が一、先生からコメントいただけない場合は 「問い合わせを行なったが返答はなかった」と今回記事に併記させていただかざるを得ません… この点はどうぞ、ご理解ご高配を宜しくお願いいたします。
つきましては、今後執筆予定の下記関連記事執筆に際して先生からのメールによるコメントを是非ともいただきたく思っております。現在、急ピッチで草稿を準備しておりますので草稿が上がり次第、先生にお目通しいただけるよう手配する予定です。
「磁気活水器名誉毀損訴訟を追う(上)」(今回)
磁気活水器販売がマルチというのはどうなのか
内容:健康という古今東西の万人の共通の願いのもとに今、非常にユニークかつ重要な裁判が進行している。「磁気活水器」の効能にあらぬ疑いをかけられたと考える企業とそうした効能に疑いを抱く研究者を擁護しているように見える大学とが裁判所による司法上の判断を待っている。企業、大学、研究者のそれぞれの言い分は、一体どのようなものなのか。
インタビュー先:吉岡先生;お茶の水大学;天羽先生
(どのインタビューも文章量は同じにする予定です)
最後になりましたが吉岡先生の今回エントリーに私達の注意を喚起してくださったのは意外に思われるかもしれませんが、当の天羽先生であることをここに併記させていただきます。(天羽先生からは、今回記事以降は必ず吉岡先生からコメントを取ってくださいと言われています
今後共、オーマイニュースをどうぞ宜しくお願いいたします。 早々(草々)
オーマイニュース市民記者 大串富史
送信者 大串 2007年11月26日 6:41
宛先 吉岡 天羽 お茶の水女子大学
件名 親展(親展って?)とお願い:磁気活水器名誉毀損訴訟記事の草稿
関係者の皆様へ
前略:お忙しいところを失礼いたします。私はオーマイニュース市民記者の一人で、大串と申します。
今回、係争中の磁気活水器名誉既存(毀損)訴訟記事の草稿を関係者の皆様にお送りさせていただきます。どうぞご査収の上、コメント後にご返信を宜しくお願いいたします。
取り急ぎ、親展(親展?)とお願いまで。大変お忙しいこととは思いますがコメントとご返信とをどうぞ宜しくお願いいたします。
#もし万が一、コメントいただけない場合は「メールによる問い合わせを行なったが返答はなかった」と今回記事に併記させていただかざるを得ません… この点はどうぞ、ご理解ご高配を宜しくお願いいたします。
オーマイニュース市民記者 大串富史
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記事草稿1
磁気活水器名誉毀損訴訟を追う【上】
磁気活水器販売がマルチというのはどうなのか
「磁気活水器」の開発販売元の企業が風評被害に遭ったとして、「磁気活水器」の効能に異を差し挟んだ研究者による情報を載せた責任を名誉毀損という形で大学側に迫る、という非常にユニークかつ重要な裁判が今、静かに進行しています。
この裁判が非常にユニークかつ重要な裁判であると言えるのは、原告側と被告(正確には、影の被告である参加人)側の双方が認める通り、直接問題となっているのは健康の維持回復を謳う特定商品の効果に疑問を投げかけるインターネット上の論説や掲示板上での匿名の発言であるものの、実際に訴えられているのはその掲載を看過した大学である、という点です。
簡単な言い方をすれば、原告はこの裁判で大学側を謝らせることができれば、自社とその商品との社会的信用を取り戻すと共に、その言説の掲載を取り下げさせた研究者の社会的信用を間接的に落とすことができ、逆に大学側を謝らせることができなければ、自社とその商品の社会的信用は低下せざるを得ず、その言説をあえて唱えた研究者とその掲載を断行した大学とは社会的信用を維持することになります。
この裁判で特に焦眉の問題となっているのは次の2点です。
1.「磁気活水器」の効能とそれに対する反証とは、どちらがどの程度正しいのか。
2.「磁気活水器」販売の手法がマルチ商法であるという指摘は、法的に見てどうなのか。
それでその点について、原告と影の被告である参加人それぞれに、メールによるインタビューをしてみました。
■水は変わる
原告である吉岡英介氏は現在、 http://www.maglobe.co.jp/ 株式会社マグローブが開発販売する磁気活水器「マグプロ」を手掛けることにより、磁気活水による健康の維持増進を追及しているという。
――― 今回の裁判を機に独自に発行販売している 「水は変わる」という小冊子によれば、事の発端は「磁気活水器」の効能に大学の研究者が疑問を投げかけたことのように見えますが。
「(お答えをお願いいたします)」
――― 大学側が運営する匿名の掲示板上で「ダウン」(マルチ商法において自分より下位代理店また紹介者のこと)という言葉が使われることにより、「磁気活水器」販売はマルチではないのかという指摘があるようですが。
「(お答えをお願いいたします)」
■水商売ウォッチング
影の被告的立場にある参加人の山形大学の天羽優子助教授は現在、お茶の水女子大学の大学院にある人間文化研究科複合領域科学専攻の冨永研究室の研究員および http://atom11.phys.ocha.ac.jp/ ウェブサイト管理者で、ニセ科学批判の一環として磁気活水による健康の維持増進に疑問を持っているという。
――― 今回の裁判のための勉強用メモサイトとされる 「水商売ウォッチング」によれば、「磁気活水器」はニセ科学商品の一つだということのようですが。
「(お答えをお願いいたします)」
――― 「磁気活水器」の販売方法がマルチであるという匿名の書き込みが問題とされているようですが。
「(お答えをお願いいたします)」
*****
なお、本件で被告とされているお茶の水女子大の学術・情報機構広報チームに本件についてメールで問い合わせをしたところ、「(お答えをお願いいたします)」というコメントを得ることができました。
健康という古今東西の万人に共通の願いのもとに、ある人々は健康に良いとされる商品を売り、別の人はそんな商品は健康には無関係だと警鐘を鳴らす。そして健康を追い求める無数の人が本当に健康に良いものを見極めようと行き巡りつつ、今回のようなユニークな裁判の行方をもまた、注視しています。
それで、次回記事「磁気活水器名誉毀損訴訟を追う【中】」では、「磁気活水器」や今話題のマイナスイオン発生器は医療機器としてどうなのか、第三者として複数の研究者へのインタビューによる学術的記事を予定しています。
本件に関する医学的結論が本当の意味で確証されるのはあるいはわたしたちの子や孫の代のことなのかもしれませんが、下されようとしている司法的結論とは別に、この方面に関する現時点での科学的考察はどのようなものなのかに、わたしたちは関心を寄せずにはいられません。
送信 吉岡 2007年11月29日 23:43
宛先 大串
件名 ご回答
大串富史 様
状況は、あなたが理解しているようなものでは、まったくありません。
記事草稿
直接問題となっているのは健康の維持回復を謳う特定商品の効果に疑問を投げかけるインターネット上の論説や掲示板上での匿名の発言である
・・・・・・・・・まったく事実と違います。
記事草稿
この裁判で特に焦眉の問題となっているのは次の2点です。
1.「磁気活水器」の効能とそれに対する反証とは、どちらがどの程度正しいのか。
2.「磁気活水器」販売の手法がマルチ商法であるという指摘は、法的に見てどうなのか。
・・・・・・・・こんなことはまったく問題になっていません。
裁判の本質は「インターネットでの国立大学からの情報発信のあり方」です。裁判では、磁気活水器のことはまったく争点になっていません。これからもなりません。また、書き込み人が誰かということも、まったく争点になっていません。私が、書き込みの文言を不当としてお茶の水女子大学に削除を求めたところ、同大学はそれを拒否しました。この時点で、すべての責任をお茶の水女子大学が引き受けたわけで、書き込み人が誰であるかは問題でなくなった(学内の問題になった)のです。ですから本裁判において、原告も被告も、書き込み人が誰かなど問題にしていません。
誰が書き込み人であっても同じで、どこかのXさんが書き込み人であったとしても、本件は同じ経過をたどったということです。ただし現状は、「私が書いたんだ、私も入れろ」という、原告も被告も望まない飛び入りが来てややこしくなっています。ややこしくなってはいても、その人は、原告と被告との間の争点とは無関係に、本件とは別の裁判を、同じ部屋で同時にやっているだけなのです。
本裁判の本質は、お茶の水女子大学はこれまで何年間も、その公式サイトで、問答無用でいきなり個人や個別企業を名指しで先制攻撃し、匿名の同調者たちの無責任な書き込みを掲示板で公開してきましたが、個人のサイトならともかく、国民の財産であり、国民に公平に接しなければならない国立大学の公式サイトから、そのような恣意的な情報が発信されていてよいのか、ということです。そこが本裁判の本質です。
そうは言っても、「考え方の違い」だけでは現実の裁判にはなりません。裁判には現実的な争点が必要です。そこで、私と私の仲間たちに対して、「あいつらが法律なんか守るわけがない」という侮蔑的な書き込みがなされたことが、具体的な争点となっています。それを削除しないお茶の水女子大学の責任が問われているわけです。
ですから、この裁判によって、磁気活水器がどうなるこうなる、などということはまったくありません。磁気活水器はまったく無関係です。
というわけで、あなたの理解はとんでもなく的はずれです。「磁気活水器名誉毀損訴訟記事」という名称が、ずでに全然ダメです。このまま質問に答えると、私があなたの記事企画を認めたことになってしまいますので、質問項目への回答は留保します。私が指摘したことを考慮して、企画を作り直していただけば、質問に応ずることは可能です。
追伸:「親展」の意味をご存じですか?
*************
吉岡事務所 代表 吉岡英介
送信 大串 2007年11月30日 4:43
宛先 吉岡
件名 Re: ご回答
吉岡様 ご返信を本当にありがとうございました。
最初に、当方の当裁判における認識の欠如を深くお詫びしたく思っております…
#同時に、「親展」の誤用に関しましても 大変失礼をいたしました…
とはいえ、いただきましたこちらのメールから吉岡様のお考えをかなりの程度把握できただけでなく実際に記事の起草も可能になりました。改めまして、深く御礼申し上げます。
つきましては、別メールにより改訂させていただいた草稿をお送りさせていただく予定です。ご査収を宜しくお願いいたします。
今回は本当にありがとうございました。引き続き、どうぞ宜しくご指導ご教示ご鞭撻をお願いいたします。
送信 大串 2007年11月30日 5:08
宛先 吉岡 天羽 お茶の水女子大学
件名 草稿:マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【上】
以下の内容は公平を期するために関係者皆様にお送りしています。添付の草稿は、まだ未完成のものです。記事掲載までどうぞ、内々にお願いいたします。
関係者の皆様へ
オーマイニュース市民記者の大串です。今回は大変お世話になっております。
今回、吉岡様また天羽様よりコメントをいただくことができ草稿全体の見直しを行ないました。(お茶の水大学様のコメントは裁判記録の答弁書からの抜粋)
※今回、記事主題そのものが偏向気味ではないかというご指摘をいただき記事の主題を変更してあります。この点も合わせて、ご意見をいただけますと助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。
取り急ぎ、草稿のご送付まで。大変お忙しいこととは思いますがご査収と校正とを、どうぞ宜しくお願いいたします。
オーマイニュース市民記者 大串富史
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記事草稿2
マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【上】
磁気活水器をめぐる深刻な対立(違うと言っているのに)
「磁気活水器」の開発販売元の企業が風評被害に遭ったとして、「磁気活水器」の効能に異を差し挟んだ研究者による情報を載せた責任を名誉毀損という形で大学側に迫る、という非常にユニークかつ重要な裁判が今、静かに進行しています。
この裁判が非常にユニークな(つまり珍しい)裁判であると言えるのは、直接問題となっているのは健康の維持回復を謳う特定商品の効果に疑問を投げかけるインターネット上の論説や掲示板上での匿名の発言であるものの、実際に訴えられているのはその掲載を看過した大学である、という点です。
そしてこの裁判がなぜ重要なのかと言えば、両者の今後の社会的信用がかかっているからです。原告はこの裁判で大学側を謝らせることができれば、自社とその商品との社会的信用を取り戻すと共に、社会の学府たる大学の社会的信用また研究者の社会的信用は失墜することでしょう。逆に大学側を謝らせることができなければ、自社とその商品の社会的信用は低下せざるを得ず、その言説をあえて唱えた研究者とその掲載を断行した大学とは社会的信用を維持することになります。(何を言っているのか)
今回、原告と参加人それぞれに、メールによるインタビューをしてみました。
■水は変わる
原告である吉岡英介氏は現在、株式会社マグローブが開発販売する磁気活水器「マグプロ」を手掛けることにより、磁気活水による健康の維持増進を追及しているという。
――― 今回の裁判を機に独自に発行販売している 「水は変わる」という小冊子によれば、今回の争点は社会の学府たる大学のありかた、ということのようですが。
吉岡:「もっと正確に言えば、今回の裁判の本質は「インターネットでの国立大学からの情報発信のあり方」です。
「私が、大学側の掲示板の書き込みの文言を不当としてお茶の水女子大学に削除を求めたところ、同大学はそれを拒否しました。この時点で、すべての責任を被告であるお茶の水女子大学が引き受けたわけで、書き込み人が誰であるかは問題でなくなった(大学全体の問題になった)のです。
「被告のお茶の水女子大学はこれまで何年間も、その公式サイトで、問答無用でいきなり個人や個別企業を名指しで先制攻撃し、匿名の同調者たちの無責任な書き込みを掲示板で公開してきました。個人のサイトならともかく、国民の財産であり、国民に公平に接しなければならない国立大学の公式サイトから、そのような恣意的な情報が発信されていてよいのか、ということです。
「公平を期すべき立場の大学が、全く公平でない言説の温床と化した。そこが本裁判の本質です。
「そうは言っても、「考え方の違い」だけでは現実の裁判にはなりません。裁判には現実的な争点が必要です。そこで、私と私の仲間たちに対して、「あいつらが法律なんか守るわけがない」という侮蔑的な書き込みがなされたことが、具体的な争点となっています。それを削除しないお茶の水女子大学の責任が問われているわけです」
――― 今回、大学側が運営する匿名の掲示板上で書き込みを行なったとされる研究者本人が、自ら「参加人」という形で裁判に加わっているようですが。
吉岡:「はっきりさせておきたいのですが、本裁判において、原告も被告も、書き込み人が誰かなど問題にしていません。
「ただし現状は、「私が書いたんだ、私も入れろ」という、原告も被告も望まない飛び入り(参考人)が来てややこしくなっています。ややこしくなってはいても、その人は、原告と被告との間の裁判上の争点とは無関係に、いわば本件とは別の裁判を、同じ部屋で同時にやっているだけなのです」
■水商売ウォッチング
参加人の山形大学の天羽優子助教授は現在、お茶の水女子大学の大学院にある人間文化研究科複合領域科学専攻の冨永研究室の研究員および http://atom11.phys.ocha.ac.jp/ ウェブサイト管理者で、ニセ科学批判の一環として磁気活水による健康の維持増進に疑問を持っているという。
――― 今回の裁判のための勉強用メモサイトとされる 「水商売ウォッチング」によれば、「磁気活水器」はニセ科学商品の一つだということのようですが。
天羽:「正確には、「製品説明の中にニセ科学言説の入っている割合が高い商品」と考えるべきです。
「磁気的性質からいえば、水は弱い反磁性体です。水を強い磁場の中に入れると、磁場から逃げる方向に水が動きます。磁場を取り去ってしまうと、その影響は後には残りません。ですから、磁気活水器の説明のうち、「磁場の影響が後々まで水そのものに残る」という説明は、間違いです。実験で確認された水の磁気的性質とは相容れません。
「磁気活水器に効果がある」場合は確かにありますが、それが磁気の効果とは限りません。活水器の防錆のために使った亜鉛板が溶けることで、錆を防ぐ効果を示すこともあります。
「亜鉛などが溶けた水を飲んだことで健康に影響があるかもしれませんが「磁化した水のミラクルな効果」とは関係ありません」
――― 「磁気活水器」の販売方法がマルチであるという匿名の書き込みが問題とされているようですが。
天羽:「詳しくは裁判記録をご覧いただきたいのですが、問題の書き込みは、ハンドル名apjとなっています。
「ところが原告は、甲第25号証として提出した自費出版本「水は変わる」と、そのウェブ版の中で、ハンドル名apjとなっている別の書き込みを引用し、「apj」であった部分を「天羽」とわざわざ書き直しています。本件訴訟の原因となった書き込みについてだけ、ハンドル名apjが匿名であると言い張っても、全く説得力がありません。大学を訴えたいがために、わざとに匿名であると主張したのではないかという印象を受けました。
「マルチという販売方法をとっている会社に対してマルチであると事実摘示しても、社会的評価が変動しないので名誉毀損は成立しません。原告から削除要求があって、私のところに照会があった時、私は「原告の商売がマルチという方法をとっていないのであれば、メッセージを削除するので、その旨知らせてほしい」という内容の回答をしました。原告はお茶の水大を訴えましたが、裁判所で販売形態がマルチであることを認めました。
「むしろ原告は、書き込みのうち「まあ、あの自費出版批判本をみた限り、ダウンの人々が法律を遵守したまともな宣伝をすることなんざ期待できないわけだが。」の部分を気にしているようです。ダウンというのは、マルチの下位のメンバーを指す用語です。本件訴訟の原告は、株式会社マグローブではなく、吉岡氏個人です。
「仮に、この表現が名誉毀損にあたるとした場合、名誉を毀損される人は「ダウンの人々」であって、原告の吉岡氏個人ではありません。この部分で争う適格性が吉岡氏個人にあるかというと、私は疑問に思っています」
なお、本件で被告とされているお茶の水女子大は答弁書の中で、「書き込みA(参加人である天羽助教授の書き込み)が原告の社会一般の評価を下げ、その名誉を害するものとなっていること、同書き込みが公然と事実を摘示し、原告の名誉を害するものとなっていることは否認し、その余は不知」としています。
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現在、インターネット上には数多くの同様の対立の構図が見られます。「健康にいい」商品の販売をする側と、それは本当に「健康にいいのか疑問」という声を上げる人々の側との対立です。掲示板やブログを使って行なわれてきたそのような対立の一つが、今回ついに法廷に持ち込まれ、司法がインターネット上のそのやり取りにメスを入れようとしています。(違うと言っているのに)
健康という古今東西の万人に共通な願いのもと、ある人々は健康に良いとされる商品を売り、別の人はそんな商品は健康には無関係だと警鐘を鳴らす。そして健康を追い求める無数の人が本当に健康に良いものを見極めたいと切望しています。
それで、次回記事「マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【中】」では、「磁気活水器」や今話題のマイナスイオン発生器は医療機器としてどうなのか、第三者として相異なる立場の複数の研究者へのインタビューによる学術的記事が続きます。
送信 大串 2007年12月5日 6:32
宛先 吉岡 天羽 お茶の水女子大学
件名 草稿:マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【上】2
新しい草稿をお送りしてからはや一週間が経過しようとしていますが吉岡様からも天羽様からも校正の依頼がないため大筋としてこの草稿に従った記事を現在準備中です。
大筋としてこの草稿に従った記事、というのは天羽様からのコメントはコメントとしていただいているものの吉岡様からのコメントはメールへの返信としていただいたもので基本的に「質問項目への回答は留保」とお聞きしております。
それで、吉岡様のコメントの部分は今回いただいたメールに添った形での裁判記録からの引用という形でとどめさせていただければと考えています。
※今回、記事主題そのものが偏向気味ではないかというご指摘をいただき記事の主題を変更してあります。この点も合わせて、ご意見をいただけますと助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。
取り急ぎ、草稿の準備のご連絡まで。記事掲載まで、どうぞ今暫くお待ちください。
オーマイニュース市民記者 大串富史
送信 吉岡 2007年12月5日 9:32
宛先 大串
件名 Re: 草稿:マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【上】2
あなたのやろうとしていることの意図がよくわかりません。
前回、この裁判では磁気活水器は問題になっていない、と指摘しました。磁気活水器は裁判とからめて考える問題では、まったくありません。すなわち、両者を絡めようとするあなたの発想そのものがダメだということです。ですから、磁気活水器についてはコメントをしませんでした。その結果、磁気活水器に関する記述は、すべて記事から消えるか、あなたの企画に対して私はコメントをしなかった、という記事になるか、のどちらかになると考えていました。
ところが、できあがった草稿は、やはり、ゴチャゴチャのままで、磁気活水器については一方的な記事になっています。それに対して、もう修正コメントをしなかったのは、言っても分からない人だから、言ってもしょうがないと思ったからです。
たとえば簡単な例ですが、第1草稿から存在している、
>今回の裁判を機に独自に発行販売している 「水は変わる」という小冊子によれば、
というあなたの記述は、どこをどう読むとそうなるのか、まったく理解できません。小冊子の発行は2005年で、裁判は2007年です。あなたが、ものごとをどれほど理解しているか、疑問です。
もし、第2草稿にあるように、どうしても磁気活水器のことを取り上げたいなら、それは別の記事としなければなりません。裁判とは関係がないのですから。その上で、磁気活水器について、公平な聴取をすべきでしょう。一方だけのコメントでは不公平です。
あなたが出そうとしている記事の影響力が大きいようなら、私は自分のサイトで、これまでのあなたとのやりとりをすべて公表して、分かる人には分かるようにすることになります。
*************
吉岡事務所 代表 吉岡英介
送信 大串 2007年12月5日 15:19
宛先 吉岡 CC 天羽
件名 Re: 草稿:マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【上】2
吉岡様 早速のご返信を本当にありがとうございました。
お送りした改定後の草稿について・磁気活水器に関する記述をすべて消去すべきとの再度のご指摘、理解しております。返信のお手間をお取らせして、申し訳なくも思っております。そしてご説明が不足しているようにも思いました。
吉岡様が今回ご指摘になっておられる
・個人のサイトならともかく、国民の財産であり、国民に公平に接しなければならない国立大学の公式サイトから、そのような恣意的な情報が発信されていてよいのか
という部分は非常に重要な知見と判断しているものの、ご存知のように、参考人の天羽様は全く別のことを問題にしており(それがおかしい)天羽様の指摘する問題点までごっそり削ってしまうというのはやはり報道姿勢としてどうか、という逆のご指摘を招いてしまいます。
それで大変申し訳がないのですがインタビュー部分以外でご指摘の点を校正させていただくことは喜んでさせていただきたく思っております。
その場合、ご指摘いただいている通り今回裁判の争点と磁気活性器云々は確かに別の問題ではありますのでその点をもう少しはっきりさせた草稿を早急にご準備させていただきます。
今回の吉岡様のご指摘の点は重要であるにもかかわらずその点の重要性はウェブ上で磁気活水器批判の陰に隠れており両社(者)の異なる視点、特に今回は吉岡様の視点を記事の半分を割いてご紹介する、というのが今回記事執筆の意図また目的となっております。ご理解いただければ幸甚です。
しかしもし一方で磁気活水器に関して吉岡様のご意見を載せて裁判に関しては付加的に触れる方を望まれるのであればその旨、どうぞお申し付けください。その場合はそちらの話題に合わせて再度草稿を練り直させていただきます。
オーマイニュース市民記者 大串富史
吉岡英介 吉岡事務所 さんは書きました:
> あなたのやろうとしていることの意図がよくわかりません。
> 前回、この裁判では磁気活水器は問題になっていない、と指摘しました。
> 磁気活水器は裁判とからめて考える問題では、まったくありません。
> すなわち、両者を絡めようとするあなたの発想そのものがダメだということです。
(以下略 大串氏はメール全文を、住所や携帯番号を含めて apj氏にCCで送信した)
送信 大串 2007年12月6日 0:09
宛先 吉岡 天羽 CC お茶の水女子大学
件名 草稿:マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【上】3
吉岡様また天羽様よりメールをいただきまして「磁気活水器に関する詳細な記述は原則的に含めない」「今回の訴訟に焦点を絞る」という2点におきまして、お二人のご了解をいただきました。つきましては、草稿を再度初めから練り直し今回訴訟についての簡単な紹介と共にお二人にそれぞれ1000字以内で自由なコメントいただくという形の記事を考えております。
#今回訴訟への当方の理解不足のため草稿が二転三転しておりますことをこの場をお借りして(?)深くお詫び申し上げます…
オーマイニュース市民記者 大串富史
送信 大串 2007年12月6日 4:52
宛先 吉岡 天羽 CC お茶の水女子大学
件名 草稿:マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【上】4
添付しております改訂版の草稿はより自由度の高いコメントの掲載を目指すものです。
(こちらからのリードの質問はございません)
それでもし差し障りなければ1000字以内でコメントをお寄せいただければそれをそのまま掲載させていただきます。お忙しいこととは思いますがどうぞ宜しくお願いいたします。
#お二人にご同意いただいた点として「磁気活水器に関する詳細な記述は原則的に含めない」「今回の訴訟に焦点を絞る」という2点を踏まえたコメントをお願いいたします。
#今回訴訟への当方の理解不足のため草稿が二転三転しておりますことをこの場をお借りして(自分の手紙の場を借りるか?)再度深くお詫び申し上げます…
#吉岡様また天羽様へ: もし何か新たなご提案ご希望がございましたらどうぞお気兼ねなくお知らせください。草稿本文に関しても不備があればご指摘をお願いいたします。
取り急ぎ、改定した草稿のご送付まで。ご査収の上、ご回答をどうぞ宜しくお願いいたします。
オーマイニュース市民記者 大串富史
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記事草稿3
マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【上】
大学の掲示板上での発言放置の責任は誰にあるのか
「磁気活水器」開発販売元の http://www.maglobe.co.jp/ マグローブ社の代表者が、風評被害に遭ったとしてお茶の水女子大学を訴えています。訴状では、同大学の研究室の電子掲示板上での匿名の発言を大学側が放置したのは問題、とされています。
一方でこの裁判では、原告の吉岡英介氏と同大学だけでなく、参加人という形で山形大学の天羽優子助教授が答弁をしています。掲示板上での今回の匿名の発言は名誉毀損には当たらない、というのがその主張です。
こうしてこの珍しい裁判は、原告が被告に風評被害を訴え、参加人が原告にそれは風評被害にはならないと弁明するという、異なる二つの裁判が同時に行なわれているかのような様相を呈しています。
インターネット上で話題になっている進行中のこの裁判について、今回、原告と参加人それぞれに、メールによるインタビューをしてみました。
■(副見出しは内容に準じます)
原告である吉岡英介氏は、株式会社マグローブが開発販売する磁気活水器「マグプロ」による、磁気活水による健康の維持増進を追及しています。
以下は、今回裁判における吉岡氏のコメントです。
吉岡:「(コメントを宜しくお願いいたします)」
■(副見出しは内容に準じます)
参加人の山形大学の天羽優子助教授は現在、お茶の水女子大学の大学院にある人間文化研究科複合領域科学専攻の冨永研究室の研究員および http://atom11.phys.ocha.ac.jp/ 同研究室のウェブサイト管理者で、磁気活水による健康の維持増進に疑問を持っています。
以下は、今回裁判における天羽助教授のコメントです。
天羽:「(コメントを宜しくお願いいたします)」
*****
なお、本件で被告とされているお茶の水女子大は、その答弁書の中で「書き込みA(参加人である天羽助教授の書き込み)が原告の社会一般の評価を下げ、その名誉を害するものとなっていること、同書き込みが公然と事実を摘示し、原告の名誉を害するものとなっていることは否認し、その余は不知」としています。
*****
現在、インターネット上には数多くの同様の対立の構図が見られます。「健康にいい」商品の販売をする側と、それは本当に「健康にいいのか疑問」という声を上げる人々の側との対立です。
これまで一般の掲示板や個人のブログ上で展開されてきたそのような対立の一つが、今回ついに法廷に持ち込まれ、国立大学の掲示板上での匿名の発言の放置について、司法が判断を下そうとしています。
健康という古今東西の万人に共通な願いのもと、ある人々は健康に良いとされる商品を売り、別の人はそんな商品は健康には無関係だと警鐘を鳴らす。そして健康を追い求める無数の人が、本当に健康に良いものを見極めたいと切望しています。
それで、次回記事「マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【中】」では視点を変え、「磁気活水器」や今話題のマイナスイオン発生器は医療機器としてどうなのか、第三者として相異なる立場の二人の研究者へのインタビューによる学術的記事が続きます。
送信 大串 2007年12月8日 3:26
宛先 吉岡 天羽 お茶の水女子大学
件名 草稿:マグローブ社損害賠償等請求事件を追う【上】5
何度も申し訳ございません、追記です。
最初に今回、吉岡様また天羽様におかれましては多大のご辛抱のもとに取材にお付き合いいただいていることを深く御礼申し上げます。添付しております改訂版の草稿はより自由度の高いコメントの掲載を目指すものですがそのようなコメントは別にない、というご意見もあるいはあろうかと思い及びました。もし吉岡様また天羽様のどちらか一方あるいはお二人からそのような声がある場合公平を期するためにコメントは一切載せずこれまでのやり取りを踏まえた裁判記録からの抜粋またもしかしたら本件の法的部分に関する識者の見解という形で記事をまとめる予定でおります。
それでもし差し障りなければ1000字以内でコメントをお寄せいただければそれをそのまま掲載させていただきますしそうでなければ、その旨お気兼ねなくお知らせください。
お忙しいこととは思いますがどうぞ宜しくお願いいたします。
#お二人にご同意いただいた点として
「磁気活水器に関する詳細な記述は原則的に含めない」
「今回の訴訟に焦点を絞る」
という2点を踏まえたコメントをお願いいたします。
(詳細な点が必要であればリンクをご提示ください
#今回訴訟への当方の理解不足のため草稿が二転三転しておりますことをこの場をお借りして(?)再度深くお詫び申し上げます…
オーマイニュース市民記者 大串富史
送信 大串 2007年12月23日 6:23
宛先 吉岡 天羽 お茶の水女子大学
件名 草稿:マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【上】6
関係者の皆様へ オーマイニュース市民記者の大串です。今回は大変お世話になっております。最終的にまとまった草稿を取り急ぎ、ご案内させていただきます。
http://tomihito.exblog.jp/7540229/
どうぞご査収(?そんなもの収められない)ください。本記事掲載まで、どうぞ今暫くお待ちください。
今回、記事執筆への干渉とも受け取れる第三者(「ニセ科学批判批判」といわれている人々)からの当方への直接の働きかけを受けこちら関係の事実報道に紙面を割いております。
どうぞご了承ください。またこの動きを受け「マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【中】」(年明けあたり)は関係しているお二人以外の人々の声を広く集める形でネット上の事実関係を報道する予定です。なお最終回である「マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【下】」(結審後)はもし差し障りなければ、結審後のお二人の声を広く皆様にお知らせしたいと考えています。加えて、ネット上から本件に関するネット世論を考察します。取り急ぎ、ご連絡まで。
オーマイニュース市民記者 大串富史
送信 吉岡 2007年12月23日 10:32
宛先 大串
件名 Re: 草稿:マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【上】6
あなたには、初めから予断があります。公平にインタビューした、とよそおいながら、自分の結論を押しつけています。記事はきわめて不公正であり、しかも駄作です。
これまで何回か忠告しましたが、いっこうに治りませんから、私はあなたの記事には関与しません。吉岡はまったく協力しなかった、と書いてください。それ以外の書き方は許しません。もちろん次回以降の協力もお断りします。
事実と違うことを指摘しておきます。
>自社製品を「悪徳商法や違法な宣伝方法と関連付けようとする投稿や、なんらの根拠なく憶測のみでなされた投稿」を一定期間放置した、として裁判を起こしています。
記事は一定期間放置されたのではなく、今も放置されています。ですから一定期間ではなく、不定期間です。我が社は、現在進行形でずっと被害を受け続けています。その削除を求めて訴訟をしているのです。すでに済んだことのような、あなたの記述は、事実と全然違います。新聞記事として全然ダメです。
そもそも、あなたは、訴訟の対象になっているこの記述を読んでいないのではないか。読んでいるなら、それがまだそこにあることを知っているわけだから、このような記述にはなりません。読んでいないのなら、記者として失格です。
また、「大学は掲示板をチェックせよ」と私が言っているように書いていますが、それはあなたの考えであって、私はそんなことは考えていません。大学は発言に対して高度な注意義務を有するから、そもそも、不特定多数が書き込める掲示板を置くこと自体が間違っている、と私は考えています。
事実をきちんと調べずに、いい加減な記事を書くなら、私はオーマイニュースの責任者に抗議し、一連のやりとりを公開します。このメールをこのまま編集部に転送して、編集長の判断を仰いでください。
追記:編集長の判断を仰がずに記事にすれば、そのことも編集部に知れるということです。
*************
吉岡事務所 代表 吉岡英介
送信 大串 2007年12月23日 20:16
宛先 吉岡 CC 天羽
件名 Re: 草稿:マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【上】6
吉岡様
ご返信をありがとうございます。今出先から帰りまして、メールを拝読させていただいています。
最初に、諸々のご指摘に感謝します。幸い、連休で編集のタイムラグがあり変更のないままの掲載はまずございません。その点はどうぞご安心ください。
#天羽先生からも1箇所訂正依頼が来ておりお二人からの情報が揃い、本当に助かりました。ありがとうございました。
> 吉岡はまったく協力しなかった、と書いてください
そのようにいたします。
> 一定期間ではなく、不定期間
そのようにいたします。(一定に対して不定と言っているのです。そのまま書いてどうする。記事(後述)としては「まだ掲載されている」と書くものでしょ?)
> 大学は発言に対して高度な注意義務を有するから、そもそも、不特定多数が書き込める掲示板を置くこと自体が間違っている
そのように直します。
自ブログの草稿も、早速変更させていただきました。どうぞご査証(ビザかい?)ください。
http://tomihito.exblog.jp/7540229/
今回は本当にお疲れ様(そんな挨拶はないだろ?)でございました。最後の最後まで諸々教えていただき、ありがとうございました。もし万が一まだ訂正箇所があれば、どうぞなんなりとお申し付けください。
吉岡英介 吉岡事務所 さんは書きました:
> あなたには、初めから予断があります。
> 公平にインタビューした、とよそおいながら、
> 自分の結論を押しつけています。
> 記事はきわめて不公正であり、しかも駄作です。
(以下略 大串氏はメール全文を、住所や携帯番号を含めて apj氏にCCで送信した)
送信 大串 2007年12月23日 20:29
宛先 天羽 CC 吉岡 お茶の水女子大学
件名 草稿:マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【上】7
天羽様 オーマイニュース市民記者の大串です。今回は大変お世話になっております。
#吉岡氏からメールをいただいており今後の記事執筆への協力を拒否させていただきたい(頼んでない)とのことでしたので、お知らせさせていただきます。なお、吉岡氏宛にCCメールを送信させていただき一連記事の進捗等、お知らせさせていただく予定です。
今回、草稿の自ブログでの公開に伴い吉岡氏および天羽氏からの訂正箇所のご指摘をいただき掲載前に原稿を差し替えてあります。この点はどうぞご安心ください。
#訂正稿のご確認はどうぞこちらをご覧ください。
http://tomihito.exblog.jp/7540229/
本記事掲載まで、どうぞ今暫くお待ちください。
オーマイニュース市民記者 大串富史
送信 吉岡 2007年12月24日 11:42
宛先 大串 CC オーマイニュース編集次長 平野
件名 大串氏は記者失格です
平野氏へ
大串氏は、私とのやりとりを、そのままapjに送信しました。係争中の案件についての私の考えを、そのまま相手方に転送しています。こんな記者ってありますか?すぐクビにしなさい。そして、企画中の記事も中止しなさい。以上、要求します。
*************
吉岡事務所 代表 吉岡英介
送信 大串 2007年12月24日 12:33
宛先 吉岡
件名 Re: 大串氏は記者失格です
吉岡様 お世話になっております。オーマイニュース市民記者の大串です。#宛先が私宛になっているのですが。。。
最初にご指摘の点は了解いたしました。このメールより、天羽様とは別扱いでメールの送受信を行なわせていただきます。吉岡様のお気持ちを十分におくみできず大変失礼をいたしました。。。
ただ、これは大変申し訳のないお話なのですが今回、裁判が係争中であるのであえてこのような公開書簡の形で関係する両者の方からお話をお聞きした上で確かにこのような文言が云々ということを両者の方にご確認いただいている次第です。
先の吉岡様のメールを読み返させていただいても実際に記事に含まれる事柄以外は何も記載されておらず裁判官の心象(心証)にかかわりそうなことはおろか裁判の行方そのものにこれらメールが何か影響があるかどうかはかりかねている次第です。
加えて、何度もやり取りをさせていただく中で天羽氏自身、吉岡様のご主張が不明瞭だったかもしれない部分が今回明らかになったようにも思っており、これは実際、(記事も含めて)吉岡様のご主張を明らかにする上で逆に非常に効果的だったのではないかと判断している次第です。この点で、吉岡様に何がしかさせていただけたことを今回、市民記者として満足しています。
ただ、もし今回記事の吉岡様に関連した部分が不正確であれば校正は恐らくまだ間に合いますのでご連絡いただけますと助かります。
そしてこれはご提案なのですがもし望まれるのであれば、2000字以内程度で吉岡様の声明、という形で別記事を準備させていただくこともできます。体裁ですが、簡単な紹介の後吉岡様の文言をそのままそっくり掲載、その後、簡単なまとめという感じです。
#この場合、今回のようなやり取りを何回かさせていただいて吉岡様のゴーサインの元に当方の草稿が出されます。
上記記事は、むしろぜひとも執筆させていただきたく思います。天羽様はメディアの露出の頻度からしてオーマイニュースでも今後ご登場いただくのかもしれず、一方で吉岡様にはこれをもう一つの発言の機会とみなしていただけるならと感じております。
上記案件に付き、お忙しいこととは思いますがどうぞよろしくご考慮ご高配をお願いいたします。お受けいただけましたら、すぐに仮草稿を準備させていただきます。
オーマイニュース市民記者 大串富史
送信 大串 2007年12月24日 12:49
宛先 吉岡 天羽 CC お茶の水女子大学
件名 草稿:マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【上】7
吉岡様からご連絡をいただき裁判係争中であるためすべてを秘匿としたい(そんなこと言ってない)という強いご要望をいただきました。
これは改めてお願いするまでもないことなのですが関係者の皆様にのみこれまでお送りしていたメールはどうぞ公開等をお控えください。よろしくお願いいたします。
#今後、これらのメールの文言が何かの仕方で公開された場合恐らくはそのことを取り上げた記事を執筆する運びになります。 関係者の皆様には自粛を強くお願いする次第です。
これまでいわば関係者の皆様への公開書簡の形で正しい文言の掲載に向け努力しておりましたので今回は記事の内容のみの公開ということでどうぞご了承ください。
取り急ぎ、ご連絡まで。
オーマイニュース市民記者 大串富史
送信 吉岡 2007年12月25日 8:36
宛先 平野編集次長
件名 大串氏は記者失格です
オーマイニュース 編集部 御中
大串氏には記者としての資質がまったくありません。ものごとを正確に理解できず、まともな取材もできません。企画は中止すべきです。(内容もダメですから)
大串氏は取材内容を相手方にそのまスルーして、全く恥じることがありません。呆れたものです。
大串氏はこれまで、私の知る限りで2回、取材に回答しコメントした私のメールをそのままapjに流しました。それは許されないことです。しかも、住所から携帯からの個人情報もです。何を考えているのか。
> あえてこのような公開書簡の形で関係する両者の方からお話をお聞きした上で
という話と、メールをそのまま相手に流すこととは全然ちがうことです。大串氏はそんな区別もつかないのです。さらに、
> 加えて、何度もやり取りをさせていただく中で天羽氏自身、吉岡様のご主張が不明瞭だったかもしれない部分が今回明らかになったようにも思っており
大串氏は、私のメールをapjに流し、そのことについて私の知らぬところで apj からコメントを得ています。「天羽氏自身・・・・・・思っており」、とはなにごとか。まるで2人で話し合っているようではないか。そんな取材方法は許されません。
その上、
> これは実際、(記事も含めて)吉岡様のご主張を明らかにする上で逆に非常に効果的だったのではないかと判断している次第です。この点で、吉岡様に何がしかさせていただけたことを今回、市民記者として満足しています。
「お前にとって良かったのだ」などと勝手なことを言い、さらには、
> 天羽様はメディアの露出の頻度からしてオーマイニュースでも今後ご登場いただくのかもしれず、 一方で吉岡様にはこれをもう一つの発言の機会とみなしていただけるならと感じております。
お前みたいな、露出の少ないやつの言い分を掲載してやるのだから、ありがたく思え、と言い、さらに驚くべきことに、別のメールで、
>#今後、これらのメールの文言が何かの仕方で公開された場合、恐らくはそのことを取り上げた記事を執筆する運びになります。関係者の皆様には自粛を強くお願いする次第です。
これまでのやりとりを公表したら、オーマイニュースで報復する、と脅迫してきました。
貴メディアは、そのように「使う」ものなのか。
私は、企画そのものを中止するように要求します。取材のやり方が不当です。予断と先入観に満ちています。内容も全然ダメです。もし記事が出たら、これまでのやりとりをすべて公開します。以前のミタなんとかといい、オーマイニュースは、やることがデタラメです。
*************
吉岡事務所 代表 吉岡英介
送信 石川 2007年12月29日 1:30
宛先 吉岡 天羽 CC お茶の水女子大学
件名 記事掲載のお知らせ:マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【上】
遅ればせながら、既に記事が掲載されています。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20071225/18915
取り急ぎ、ご通知まで。
オーマイニュース市民記者 大串富史
実際に掲載された記事
不特定多数が書き込める掲示板は大学には不要?
マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【上】大串 富史(2007-12-28 08:00)
大学管理のネット掲示板上での匿名発言が自社製品を中傷し、社会的イメージを低下させたので、大学の責任を問う、という珍しい裁判が静かに進行中です。
今回裁判では、「磁気活水器」開発販売元のマグローブ社の代表・吉岡英介氏が、名誉毀損で、お茶の水女子大学を訴えています。訴状によると、同大学の研究室の電子掲示板上での匿名の発言を大学側が放置しているのは問題、としています。
この裁判が珍しいのは、原告の吉岡英介氏 vs 被告のお茶の水女子大、という争いに加え、山形大学の天羽優子准教授も、「独立当事者参加人」の立場で裁判に参加しようとしている点です。天羽准教授は、お茶の水女子の電子掲示板で「匿名の発言」をした張本人です。
したがって、この裁判では、(1)原告が名誉毀損で被告を訴え、(2)独立当事者参加を申し立てている「参加申立人」が原告に対し、名誉毀損にはなり得ないと弁明する──という、異なる2つの裁判が同時に行なわれているかのような様相を呈しています。
ネット掲示板の名誉毀損訴訟は、通常、匿名の書き込みが入る→書かれた側が発信者情報の開示をプロバイダに求める→発信者を特定して提訴する。あるいは、匿名の書き込みが入る→発信者情報の開示をプロバイダに求めるが、開示されない→プロバイダを提訴する、のどちらかのパターンです。
ところがこの裁判では、原告(吉岡氏)は発信者(天羽氏)を訴えず、プロバイダ(お茶大)だけを訴えている点に特徴があります。
今回、原告と参加申立人それぞれに、メールによるインタビューを打診したところ、やり取りの末、吉岡氏からは今回の一連の記事への協力を一切お断りしたい、との返答を頂戴しました。
〔同じテーマでは、三田典玄記者もすでに9月に2本の記事を執筆しています。そのときも吉岡氏にはインタビューの依頼に応じてもらえなかった模様です〕(デタラメを言うな)
そこで以下、吉岡氏の主張と思われるものを記者(=大串)が裁判記録から抜粋し、紹介します。併せて、天羽氏から直接受け取った声明の一部もご紹介します。(文言によっては、内容に相違がない程度の言い換えがあります)。
マグローブ社サイト内にある「緊急重要告知:インターネットでの中傷に反論します」と題する吉岡氏の声明
「大学は学府として、不特定多数が書き込める掲示板を設置するべきではない」
原告の吉岡英介氏は、株式会社マグローブが開発販売する磁気活水器「マグプロ」を使った健康維持増進の普及を図ろうとしています。
今回、吉岡氏は、お茶の水女子大学を以下のように位置づけています。
「国立大学法人法により設置された大学」で、「プロバイダー責任法における特定電気通信役務提供者である」
こうした公的な位置づけにもかかわらず、マグローブ社製品を「悪徳商法や違法な宣伝方法と関連付けようとする投稿や、なんらの根拠なく憶測のみでなされた投稿」を現在に至るまで不定期間放置しているのはケシカラン、として裁判を起こしているわけです。
訴状に興味深い一文があります。
「国立大学法人が、誰もが自由に書き込みができる匿名掲示板を管理するということは、広く不特定多数人に自らの信頼の傘を提供することになっている」
すなわち、大学は、その発言に対して高度な注意義務を有する、影響力ある存在なのだから、不特定多数が書き込める掲示板を置くこと自体がそもそも間違っている、と吉岡氏は考えていることになります。
「大学は名誉を毀損していないし、実際は誰の名誉も毀損されていない」
一方、参加申立人の天羽優子・山形大学准教授は現在、お茶の水女子大学大学院・人間文化研究科複合領域科学専攻の冨永教授の協同研究者、ならびに同研究室のウェブサイト管理者であり、磁気活水による健康の維持増進に疑問を持っています。
天羽氏は、匿名とはいえ、固定ハンドルネームでエントリしています。その書き込み責任を、書き込んだ本人ではなく、大学に問うのは妥当ではない、と天羽氏は指摘しています。
今回訴訟の引き金となったと思われるのは、天羽氏が「ダウン(マルチ商法における下位メンバーをさす用語)の人々が法律を遵守したまともな宣伝をすることなど期待できない」と指摘した発言箇所です。
この点について天羽氏は、「名誉を毀損される人はダウンの人々であって、原告の吉岡氏個人ではありません」と説明しています。また、「マルチという販売方法をとっている会社に対してマルチであると事実摘示しても、社会的評価が変動しないので名誉毀損は成立しません」と述べ、「原告も裁判所で販売形態がマルチであることを認めました」と付け加えました。
なお、被告のお茶の水女子大は、答弁書の中で「参加(申立)人である天羽氏の書き込みが原告の社会一般の評価を下げ、その名誉を害するものとなっていること、同書き込みが公然と事実を摘示し、原告の名誉を害するものとなっていることは否認し、その余は不知」としています。 以下略
送信 吉岡 2007年12月29日 9:03
宛先 平野編集次長
件名 Re: 記事掲載のお知らせ:マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【上】
三田氏のときは、取材が来なかったのです。そのことについて、大串氏は、私への最初のコンタクト時にに謝罪しています。
・・・・・・・・・大串氏からの最初のコンタクト・・・・・・・・・・
前略:お忙しいところを失礼いたします。私はオーマイニュース市民記者の一人で、大串と申します。最初に、吉岡先生のこちらのエントリーを最近になって拝読し
http://www.minusionwater.com/ochajudgement6.htm
市民記者の一人として、まず最初に深くお詫び申し上げます…
ご指摘いただいているオーマイニュースの当該記事は先生だけでなくオーマイニュースの内外でも一致して「吉岡先生からのコメントを取ろうと努力したのかどうかが分からない」
という点で、今回意見の一致を見ております。これはオーマイニュースにとっては大変残念なことで私も市民記者の一人として、残念極まりないことと感じています。
・・・・・・・・・・・・・・・・以上・・・・・・・・・・・・・・・・
それが、同じ大串氏による今回の記事では、
〔同じテーマでは、三田典玄記者もすでに9月に2本の記事を執筆しています。そのときも吉岡氏にはインタビューの依頼に応じてもらえなかった模様です〕
となっています。ふざけた話です。また、先般、大串氏が情報を相手方にスルーしたことを指摘しましたが、いまだに編集部は知らん顔です。あ、怒ってる、怒ってる、と編集部みんなで喜んでいるのでしょうね。御社はゴロツキ新聞です。
*************
吉岡事務所 代表 吉岡英介
送信 石川 2007年12月29日 22:12
宛先 吉岡 天羽 CC お茶の水女子大学
件名 記事掲載のお知らせ:マグローブ社損害賠償等請求裁判を追う【上】
※大串は吉岡様よりメールの送受信を一切拒否されている(そんなことしてない)とのことなのでもう一度だけ、私(=石川)が大串に代わり連絡事項のみ送信しています。
関係者の皆様へ オーマイニュース市民記者の大串です。今回は大変お世話になっております。
現在、次回記事執筆の参考とするべく本件に関する皆様のご意見を広く採取しています。
http://news.goo.ne.jp/hatake/20071229/kiji745.html
必要に応じて、どうぞコメントを宜しくお願いいたします。(匿名のコメントも可能です
取り急ぎ、ご通知まで。
オーマイニュース市民記者 大串富史
以上が、大串氏が「取材」と称するもののいきさつである。
天羽氏は、最初の記事草稿1が送られてきた時点でインタビューに応じて得々と語っており、それが記事草稿2になっている。つまり天羽氏は、私が、全然ダメと切り捨てた企画そのものを認めたわけだ。
天羽氏の世のことどもについての理解は、大串氏と同じようなレベルということだろう。
草稿1はボツにはなったが、磁気活水器について彼女は、
正確には、「製品説明の中にニセ科学言説の入っている割合が高い商品」と考えるべきです。
などと、ぬけぬけと語っている。これは、「磁気で水が変わるという者はすべて詐欺師だ」という、これまでの彼女の主張とはまったく違う言説である。
彼女が初めからこのように言っていたなら、私はお茶の水女子大学に抗議しなかっただろう。我々には「私たちの磁気活水器は本物です」と言う余地があったし、天羽氏にも、「全部とは言っていない」という弁明の余地があった。そうであれば、抗議する必要もないし、抗議の効果もない。
全否定したことが問題なのである。
このクリティカルな点が、彼女にはいまだに分かっていないのかも知れない。
あり得るかも知れない物理的事象を、過去の自分の狭い学習だけで全否定して平気な、そういう彼女の傲慢で弛緩した精神のあり方が、科学の学徒として全然ダメなのである。
多くの人々がその効果を感知し、それを製造し、販売し、それを使用しているという、社会の活動のすべて(これこそ集合知というべきものである)を、過去の自分の狭い学習だけで全否定して平気な、そういう彼女の傲慢で弛緩した精神のあり方が、大学の教員として全然ダメなのである。
天羽氏は、なし崩しに、過去の自分の言説を取り消そうとしている。
これからもそう試みるかも知れない。しかし、それは許されない。
それにしても、
名誉を毀損される人は「ダウンの人々」であって、原告の吉岡氏個人ではありません
という天羽氏の主張(あるいは代理人の弘中淳一郎弁護士の主張)は、日本語の読解としてむちゃくちゃである。「あんな親では、まともな子は育つまい」などという、よくある表現が、第一には、子ではなく親に対する批判であることは、日本語理解の基本である。
これはむろん同時に、子に対する評価にもなっているわけだが、実は、私たちが今の裁判を起こした最大の理由は、私だけでなく、私の仲間たちを彼女が誹謗中傷したことだったのである。今回、天羽氏自身が「自分は吉岡の仲間たちの名誉を毀損したのだ」と自ら証言した。国民に対して公正に公平に接するべき国立大学の準教授として、実に恥ずべきことである。
おわり