靖国神社での中国人暴行事件をやっと産経新聞が報じてくれましたが
瀬尾です。
靖国神社を参拝中の男性が中国人旅行者に殴られたというニュースが、やっと産経新聞に報じられました。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080116/crm0801162035024-n1.htm
<日の丸奪って暴行 靖国神社で中国人逮捕
2008.1.16 20:35
東京都千代田区の靖国神社で、参拝客が持っていた国旗を奪うなどしたとして、警視庁麹町署は、暴行と器物損壊の現行犯で中国籍の王班亜容疑者(43)を逮捕した。
……>
日の丸を奪って踏みつけ、さおを折ったり、止めに入った人を蹴ったりしたということですが、それにしてもニュースになるのが遅かったですねえ。
このニュース、私が書いたのが15日、16日の17時からは犯人が拘留されている麹町警察署の前でデモが行われています。
その間、2ちゃんねるでさえもこのニュースが「ガセではないか」と疑っている人たちがいました。なぜ疑っているか。それは大新聞さまが報じなかったからなんですね。
まだまだこの国では、「新聞が報じたこと=事実」という固定観念がこびりついているように思います。しかし過去、朝日新聞が捏造記事を書きながらも謝罪も訂正もしていないという事実、また大手マスコミには記者クラブが存在するという事実からすれば、「新聞が報じたこと」以外に真実が隠されているとも考えなければなりません。
もちろん今回の事件、私はニュースソースを知っていましたから事実だと言えましたが、ソースを知らない人が疑ってかかるのは当たり前です。そのあたりがネットの「顔が見えない」という特質からくる「信頼性」の問題でもあります。
が、例えばこの「靖国での中国人による暴行」の産経新聞の記事は署名記事ではありません。「産経新聞」という看板が信頼性を担保しているわけですよね。そうであれば、「ネットだから」という問題だけではなさそうです。
失礼ながら「東スポ」を読む方は、そこに書かれていることの何割くらいを信じているでしょうか。「ウソだろうが、面白いこと書くな」という楽しみ方をするはずです。しかし、これが大手マスコミの報道だと頭から信用してしまう。
私は2ちゃんねるなどで、「ガセ認定」だとか「(何かについて書き込んだのは)どこの工作員だ?」と、閲覧者が情報を疑ってかかる訓練をしていることが素晴らしいと思います。しかしもう一歩、新聞やテレビの情報も疑ってみて欲しい。
なぜ今、この報道がなされているのか、なぜ今、紙幅を割くのか。そこから見えないものが見えてくるような気がします。
さて、産経新聞はなんとかこの「国旗を踏みにじられる」という屈辱的な行為を報じてくれました。ちょっとした器物損壊事件なので他紙は報じないのだという論理も成り立ちます。しかし新成人のお決まりのランチキ器物損壊とどちらが重要なんでしょうか。捕鯨船が襲われることと重要度に違いはあるのでしょうか。
情報の読み方について訓練していきたいですね。
捕鯨船の話については後日。
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