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診療報酬改定 開業医の再診料引き下げを提案 厚労省 (2/2ページ)
一方、4月に始まる75歳以上の後期高齢者医療制度に対応するため、診療計画を定期的に作成し、服薬状況管理などを行う「高齢者担当医(仮称)」を新たに規定する。担当医は原則、開業医が担い、後期高齢者に関する研修を義務付ける。
診療報酬も75歳未満とは別体系にする考えで、初診時には病歴や服薬歴、福祉・介護サービスの利用状況などを詳しく確認する必要があることから、初診料は引き上げる。一方、再診料は継続的な指導・管理が中心となるため引き下げる。医療費高騰を防ぐため、検査や簡単な処置などの一括定額払いを導入する。
このほか、高齢者が長期入院する療養病床の入院基本料の一律引き下げや、認知症の早期発見を促すため、専門医への紹介を診療報酬上で評価する仕組みの創設も盛り込んだ。