ショートカットキーに関するTips
よく使うショートカットキーや操作のを載せておきました。
ショートカット一覧もあるので、すべて見たい人はそちらで。
ショートカット方法 |
操作内容 |
'-'キー |
透明色状態のon/off |
'H'キー |
ビューの左右反転 |
Alt + クリック(ブラシツール) |
スポイト |
Alt + クリック(自動選択ツール) |
選択の解除 |
クリック→shift + クリック |
直線を引く |
Ctrl + F |
塗りつぶし |
'-'キーで消しゴム/選択消しツールいらず
上の「ちょっと便利な機能・透明色」にもありますが、'-'キーで描画色と透明色を切り替えることができます。
普通のツールでこれを使うと消しゴムがわりに使うことができますが、選択ペンツールでこれを使うと選択消しツールがわりに使うことができます。
ちょっと便利なTips
カット&「ペースト」の仕様
ペーストをする時、新しいレイヤーが作られてそこにペーストされます。
これを使えば、一つのレイヤーを簡単に二つのレイヤーに分けることができます。
ちょっと便利な機能「透明色」
透明色にすると、現在のブラシを一時的に消しゴムとして使うことができます。
(実際には、描画色が透明になる)
他のツールに切り替えても解除されないので、混乱しないようにしましょう。
描画色の所にあるアイコンの表示を見れば、今どちらのモードなのかが分かります。
「選択ペンツール時」での小技
選択ペン中に選択領域でないところをスポイトすると、
透明色を拾ったことになります。
つまり選択消しツールと同じ挙動になります。
選択範囲内の消去
「レイヤー」→「レイヤー消去」で選択範囲内を消去することができます。
DELキーなどにショートカットを割り当てておくと便利です。
そのほか、CTRL+X(切り取り)で代用することも可能ですが、クリップボードを使用したくない場合は、
描画色を透明にしてCtrl+F(塗りつぶし)をする方法もあります。
線画のレイヤー化
白地に黒で描かれた線画の、白い部分を透明にする機能です。
メニューの「レイヤー(L)」から「輝度を透明度に変換(O)」を選ぶと、
現在のレイヤーに対して実行されます。
これを使えば、スキャナで読み込んだ線画から主線を簡単にレイヤー化することができます。
具体的には、以下の変換を行います。
白(255,255,255)に近い色 → 透明(アルファ値0%)にする
黒(0,0,0)に近い色 → 不透明(アルファ値100%)にする
RGB値を全て強制的に黒(0,0,0)にする
色の濃さに応じて透明度が決まります。
ですから、例えば灰色や赤色などは半透明になります。
こうして作った主線レイヤーを一番上に配置して、
下に新しいレイヤーを作って色を塗っていく、というのが一般的なやり方です。
(この機能が無いペイントソフトでは、線画を乗算レイヤーにして描いたりします。SAIでは透明部分の自動選択ツールを使うためにも、線画のレイヤー化を使う方が良いでしょう。)
複数の画像を読み込んでレイヤ構造に変換(α版より複数カンバス読み込み可)
現在はクリップボード経由で他ツールの画像を貼り付けることが出来ないので、
BMP形式で保存した物をSAIのキャンバスに貼り付けるか、いったんほかのツール(Photoshopなど)でPSD形式にして読みこみましょう。
0.SAIを起動する
1.組み込みたい画像を読み込む
2.ビューウィンドウが最大化している場合、ウィンドウ右上の「_□×」の真ん中のボタンを押してビューウィンドウをMDIウィンドウ化する
3.組み込みたい画像のレイヤーリストからレイヤーを組み込み先のキャンバスに好きなだけドラッグ&ドロップする
という手順で組み込むことができます。
水平線を引く方法
- INSERTキーを押して回転をリセットします
- 画面の一箇所(水平線の端点)をクリックします(カーソルを動かさないように)
- Hキーを押して画面を反転させます(カーソルを動かさないように)
- SHIFTキーを押しながら画面をクリックします(2と同じ位置をクリックします)
デッサンの補助線を引く時などに便利です。
グラデ
500サイズのブラシを置く
適当に切り取る
変形ツールで適当な大きさにする
精密なスライダ操作
マウスの右ボタンでドラッグ、またはShift+ドラッグすると精密に操作できます。
選択/領域を活用したTips
「自動選択」の意外な仕様
「線で囲まれた透明部分」は実は線の外側ぎりぎりまで選択する。
「色差」はそのまま許容値内の色の差のところを選択していく。
太い線で囲んだあと自動選択を比べれば、違いがわかると思う。
自動選択の「線で囲まれた透明部分」で選択したら、線がつながってなかったとき
選択を解除して原画を修正するのが面倒なら、
選択ペンツールで原画の線をつなげるだけでも選択の漏れ出しがなくなります。
※ただし「色差」だと選択ペンツールでひいた線は無視されるので注意。
細かい部分の選択
髪の毛の先など細かい部分を選択するには、
自動選択ツールの「線で囲まれた透明部分(精密)」を使いますが、
それでもうまく選択できないことがあります。
そういう場合は、次のようにすると良いです。
- 選択ペンツールで、一度大きくはみ出すぐらいに選択しておく
- 自動選択ツールでALT+左クリックを使って、はみ出た部分を選択解除する。
(Alt+クリックは、閉領域解除の効果がある)
選択範囲+CTRLキーの移動(描画部分のみを選択)
選択ペン/選択消し/マジックワンドのいずれかの状態で、
選択範囲をCTRL+ドラッグすると、選択範囲内のイラストだけを移動することができます。
この時、不透明な部分だけが自動的に選択範囲になります。
また、矩形選択/範囲移動の場合はCTRLを押さなくても移動が可能。
これを利用して、不透明な部分を全選択することができます。
[いくつかの選択方法]
- 画面全体を選択。CTRLキーを押しながら画面をクリックする(ドラッグしないように)
- ショートカット[ Ctrl+A、Ctrl+矢印キー←、→ ]
- 矩形ツールで選択後、拡大縮小チェックボックスをオン。編集せずそのままOKをクリック
※必ず透明部分保護チェックボックスを入れておく事
ブラシ/テクスチャに関するTips
デフォルトのブラシツールを作る
ブラシツールトレイの設定の何もない所で右クリックして「筆」などを選ぶと、デフォルト設定の筆が作れます。
パラメータを弄りすぎて最初からやり直したくなった時などに便利です。
ブラシテクスチャ等の作り方
- 256x256か512x512のそれっぽいグレースケールビットマップを作成する
- blotmapフォルダにその画像を置く
- brushform.confに"1,blotmap\画像名.bmp"と追記する
※ テクスチャ画像についての注意
フルカラー(24ビット)や2色(1ビット)などではだめで、
256色(8ビット)に変換してからフォルダにぶち込みましょう。
- 63x63のビットマップの任意の位置にRGB(0,0,0)の点を打つ(64個まで)
- elemapフォルダにその画像を置く
- brushform.confに"2,elemap\画像名.bmp"と追記する
※ テクスチャ画像についての注意
フルカラー(24ビット)や2色(1ビット)などではだめで、
256色(8ビット)に変換してからフォルダにぶち込みましょう。
- 256x256か512x512のそれっぽいグレースケールビットマップを作成する
- brushtexフォルダにその画像を置く
- brushtex.confに"1,brushtex\画像名.bmp"と追記する
※ テクスチャ画像についての注意
フルカラー(24ビット)や2色(1ビット)などではだめで、
256色(8ビット)に変換してからフォルダにぶち込みましょう。
(追記)
brushform.confやbrushtex.confは、sai.exeと同じフォルダにあります。
中身は普通のテキストファイルなので、メモ帳などで編集しましょう。
テクスチャを使ったトーンブラシ
トーン向けに2階調化されたブラシテクスチャを製作します。
(グレーデータが含まれると重ね塗りで潰れるので)
ブラシテクスチャ等の作り方を参考に製作したブラシテクスチャを定義して、ブラシテクスチャとにじみ状のパラメーターを設定します。
にじみ状はパラメーターが0であればなんでもいいです、デフォのにじみで問題ないでしょう。
トーンとして割り当てるテクスチャのパラメーターは必ず100にして下さい。
にじみ状を指定しないと、トーンが黒ずむので必ず設定して下さい。
トーンサンプル
レイヤを使ったTips
下のレイヤーでマスクを使ったパターン貼り付け
図のように、外部から読み込む等したパターン画像に、下のレイヤーでマスクをチェックして、
マスクレイヤーにあたる部分に描き込むと、パターンレイヤーの代用になります。
サンプル
テクスチャを使ったトーンブラシと比較して、塗りつぶし等、様々な編集が可能ですので、
目的にあった方法をお選び下さい。
レイヤーフォルダの操作関係
乗算や加算のレイヤがあるレイヤーセットの合成モードを
「通過」にすれば、フォルダ外のレイヤにもその効果が適用されます。
ペン入れレイヤに関するTips
ペン入れレイヤは、SAIの特徴のひとつともいえる機能です。
書いた線がスプライン曲線データとして記憶され、制御点の移動/追加/消去や、
太さの変更などが自由に行える様になります。
ショートカット方法 |
操作内容 |
shift + ドラッグ |
制御点を連動移動 |
Ctrl + ドラッグ |
制御点のみを移動 |
Alt + クリック |
制御点を削除 |
shift + ctrl + alt + クリック |
ストロークを削除 |
ペン入れレイヤで線を楽に尖らせる小技
ペン入れレイヤで修正液ツールを使って線を消すと、先が丸くなってしまうことがあります。
これは、修正液ツールが、シンプルに制御点を消すだけのツールだからです。
線の先を尖らせたいような時は、制御点の筆圧を弄るのがオーソドックスな方法ですが、楽に済ませたい場合は、修正液ツールの代わりに透明色で上から線を描くと良いでしょう。
ペン入れレイヤで描いた直線の「水平垂直、or任意の角度を確かめる」方法
Ctrl、ShiftかAltを押しながらペン入れレイヤで描いた線の上に
カーソルを持っていくと、線幅の中央に「細い赤線」が表示されます。
もし線が少しでも斜めに傾いていると、2値で表示された赤線は階段状に
崩れます。
直すにはCtrlを押しながら制御点をドラッグします。
(ただし、水平or垂直でも実線にはアンチエイリアスが掛かります)
そのほかの角度もキャンバスを回転させることで同じように確かめられますが
手で画面を回転させた時は、角度の数字表示が正確ではありませんので
一度Insertキーで角度をリセットしてからEndかDeleteを押して
得られる角度のみを頼りにして下さい。
ペン入れレイヤでケーブルやパイプのような平行曲線を引く方法
筆圧をオフにして任意の曲線を引きます。そのペン入れレイヤーを複製し、
下のレイヤーの曲線を線変更で太く、上のレイヤーの曲線の描画色を透明、または白等に変えます。両端が不要なら削除してください。
ペン入れレイヤでケーブルやパイプのような平行曲線を引く方法のおまけ
下のレイヤーの曲線はそのまま、上のレイヤーの曲線を線変更で一番ボケた線に変え、描画色を明るくし、上のレイヤーを下のレイヤーでクリッピングし、上のレイヤーの曲線をちょっとずらすと立体的なパイプ状に見えて楽しい。
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