2008年1月16日 6時31分更新
徳島大学病院は、国立大学の大学病院としては全国で2例目となる美容専門の診療部門を新たに設置し、2月をめどに診療を始めることになりました。
新たに設置される「美容センター」では、形成外科の学会から認定された専門医などが、あらかじめ決まった曜日に外来患者を受け入れて、レーザー機器を使った皮膚のシミやシワの除去を行うほか、4月ごろからは美肌に効果があるとされているコラーゲンやヒアルロン酸などの皮下注射によるスキンケアなどを実施します。
診療は予約制で、原則として保険が適用されない自由診療となることから、徳島大学病院では詳しい料金体系を決めた上で2月頃から診療を始める予定です。
さらに将来的には、歯学部がある強みを生かし、「美容センター」に歯科のスタッフも加わって、外来で歯を白くしたり、歯並びを矯正したりすることも検討しているということです。
徳島大学病院によりますと、国立大学病院に美容専門の独立した診療科が設置されるのは、去年10月に「美容外科」を設けた神戸大学医学部付属病院に続いて、全国で2例目だということです。
徳島大学病院で形成外科を担当する中西秀樹教授は「美容診療について信頼できるところで科学的な知見に基づいて治療してほしいという要望が病院にもあり、今後こうした要望にこたえていきたい」と話しています。