| サンドウィッチマン奇跡の優勝「M−1グランプリ−」 |
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見事「M−1グランプリ2007」を制したサンドウィッチマンの伊達(左)と富澤
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◆ 史上初、敗者復活から頂点 ◆
優勝賞金1000万円をかけた若手漫才師No1決定戦「M−1グランプリ2007」決勝戦が23日、都内であり、敗者復活戦を勝ち上がったサンドウィッチマン=伊達みきお(33)、富澤たけし(33)=が優勝した。敗者復活組のグランプリ獲得は7回目の大会で史上初めて。史上最多となった4239組の頂点に立った2人は「夢見心地です」と喜びに浸った。
◆ 無名コンビの“シンデレラ・ストーリー” ◆
競馬のグランプリに続いて、お笑いのグランプリも大波乱だった。伏兵コンビ・サンドウィッチマンが、誰も予想しなかった大穴をあけた。
これまで受賞歴すらなかった無名の2人が、敗者復活組の決勝第1ラウンド1位通過と、グランプリ獲得という大会史上初の偉業をダブルで達成した。宮城県から上京して9年。都内の家賃6万8000円の1DK木造アパートに同居する貧乏コンビが見事、賞金1000万円を手に入れた。
決勝大会参加9組の中から、第1ラウンド2位のキングコング、3位のトータルテンボスとの3組で迎えた最終決戦。富澤のボケに、コワモテの伊達が鋭くつっこむスタイルで、7人の審査員のうち島田紳助、松本人志ら4人の票を集めた。優勝が確定した瞬間、2人はうっすらと涙を浮かべ、抱き合って喜びを表現した。それでも伊達は「何にも覚えていないんですよ」とコメント。無欲の勝利だった。
1000万円の使い道について伊達は「マンションは言い過ぎなんでアパートに引っ越します。あとは親に」ときっぱり。宮沢も「借りているものを返します」と、あまりの高額賞金に実感がわかない様子ながらも、笑顔で話した。
02年にM−1に初挑戦したときは1回戦敗退。その後2年が2回戦、そして一昨年、昨年は準決勝と着実に階段を上ってきた。そして今年。敗者復活戦では一般ファン100人の投票で認められた。決勝では笑いのプロをうならせた。本命不在、混戦と言われ続けてきた戦いに決着をつけた。
昨年までバイトをしていた苦労人コンビが手にしたミラクル・シンデレラ・ストーリー。サンタクロースからの一足早い粋なプレゼントだった。
★サンドウィッチマン ツッコミ担当=伊達みきお(だて・みきお)1974年(昭49)9月5日、宮城県仙台市出身。ボケ担当=富澤たけし(とみざわ・たけし)74年(昭49)4月30日、宮城県仙台市出身。仙台商業高校のラグビー部で知り合い、99年にコンビ結成。読売系「エンタの神様」などに不定期で出演している。
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[ 2007年12月24日付 紙面記事 ]
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