ここから本文エリア 富田林市の隣接地域でも搬送遅れ相次ぐ 心肺停止患者も2008年01月15日 大阪府富田林市で昨年末、救急患者が複数の病院から搬送を断られた後に死亡した問題をめぐり、昨年1年間に10病院以上が受け入れ要請に応じられなかった件数が、同府藤井寺市など近隣の3市を管轄する柏原羽曳野藤井寺消防本部で87件、大阪狭山市消防本部で27件にのぼることがわかった。昨年9月には、心肺停止状態となった藤井寺市の男性が11病院に断られた末、死亡しており、富田林周辺地域の救急態勢の深刻さが浮かび上がった。 両消防本部によると、柏原、羽曳野、藤井寺3市の昨年の救急出動は計1万1700件。このうち、心肺停止の患者が5病院以上に受け入れを断られたケースが10件あった。大阪狭山市では昨年、足の関節の痛みを訴えた少女(16)が43病院に断られ、最終的に大阪市内の病院に運ばれたという。 PR情報関西ニュース
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