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女性のギャンブル依存症 専用リハビリ施設誕生 (1/3ページ)
■男性の目を気にせず話ができる
生活に支障が出ても、一向にギャンブルをやめられない「ギャンブル依存症」。女性の場合、世間の厳しい目を気にするあまり、治療へと足を踏み出せないケースも多いという。そんな中、国内初という女性専用リハビリ施設が昨年誕生し、回復を手助けする活動を始めている。(海老沢類)
≪体験語り合う≫
横浜市保土ヶ谷区のマンション。昨年4月にオープンした「ヌジュミ」は、ギャンブル依存症に苦しむ女性専用のリハビリ施設だ。現在は30〜50代の主婦ら2人が定期的に通っている。
プログラムの柱は、代表の田上啓子さん(58)を交えたミーティングだ。10畳ほどのスペースに集まり、1日約1時間半、互いの体験を語り合う。仲間の話を聞くことで参加者は次第に罪悪感を和らげ、ギャンブル依存が「病気」であることを認識していく。アルコール依存や薬物依存から立ち直る過程を追った映画を見て、回復への希望を抱くプログラムもある。