北海道新聞　Hokkaido Shimbun Press

　強い冬型の気圧配置となった十三日、県内は全域で「真冬日」の厳しい寒さとなり、雪に見舞われ吹雪となる地域もあった。同日は十四日の「成人の日」を前に、県内でも成人式がピークを迎え、色鮮やかな振り袖や黒いスーツに身を包んだ新成人は、白い息を吐きながら足早に式典会場へと向かった。

　十三日の県内は、午前中に平野部で氷点下七度前後まで冷え込んだ。日中も気温が上がらず、午後三時までの最高気温は青森が氷点下二・八度、弘前が同三・四度、八戸が同二・九度と、平年を約五度も下回った。

　十三日に成人式を行った県内自治体は計十九市町村（県教委調べ）。このうち青森市は今年から青森会場を文化会館に変更し、約二千三百人の新成人が続々と会場に到着した。時折雪が舞うあいにくの天候だったが、参加者は旧友たちとの再会を喜び合いながら大人としての出発を決意した。