宮本輝はおかしい

この記事はすぐ削除します(予定は16日夜半)。
あらかじめ各方面へお詫びをします。ごめんなさい。

宮本輝はいちばん好きな小説家です。
けれども、だからといって、愛読者も好きというわけではありません。
みなさまもご自分のケースをお考えください。
ある作家を好きだとします。質問。その作家のファンも好きですか?

経験から書く。なぜなら人間は経験から書くしかないでしょう。
うちのブログのアクセスを見ると、もっとも多いのは「宮本輝」の検索です。
かの作家のファンが「本の山」に集まる。
だから、なんだというのか。
宮本輝のファンはおかしいひとが多いので困っているのです。

波乱万丈の人生が自慢のおばさんも宮本輝ファンだった。
資料を公開せよと無礼にも命令してきた大学生も宮本輝愛読者。
どうしてこうも宮本輝の読者が異常なのかさっぱりわかりませんでした。

うちは毎日「宮本輝」の検索で平均5のアクセスがあります。
今日はとくに多かった。10近くある。
なにかあったのかと宮本輝公式掲示板、テルニストを見る。ひさびさのことだ。
大笑いした。無断転載する。趣味の悪いことだから、そのうち消します。

まずは一般読者がこう書く。

> 「ずーっと心に引っ掛かっていまして・・・」
> 2008/1/15 (火) 13:02:36 - 晃 - No.1200369756

> 2度目の書込みです。お邪魔致します。
> 5年ほど前になるのですが、
> 宮本輝先生が奈良県生駒市で講演会をされた時のことです。
> 生の宮本先生をぜひとも見たくて、嫁を引き連れて参加しました。
> 講演会終了後、先生に一声かけたくて、控室から出てエレベーターに乗り込まれる
> 数十メートルの間で、お話することができました。話をするといっても、私自身、
> ものすごく舞い上がってしまい、大変失礼ながらも「頑張って下さい!」と
> その一声しゃべるだけで精一杯のありさまでした。すると、先生は「ありがとう。」
> とおっしゃって、握手をしてくれました。
> その後ちょっと間、手は洗いませんでしたが^o^
> その時私が声をかけたその一言が、
> 先生に対してとても失礼な言葉のような気がして、
> それが心にずっとひっかかっているのです。
> なぜもっと言葉を選んで話できなかったのかと。
> この場をお借りしまして、あの時の御無礼を詫びたいと思います。
> どうもすみませんでした。
> その時、嫁は離れたソファーに座って一部始終を眺めておりましたが、ひとこと
> 「ストーカーのようやな!」と言って笑っていました・・・


宮本輝先生のご返答は――。

>「晃さん、、、」
> 2008/1/15 (火) 18:01:19 - 宮本輝 - No.1200387679

> そんなこと、ぜんぜん無礼じゃないですよ。(^^)
> 読者のかたに声をかけらると、ぼくは嬉しいですし、
> なにか実のある話を短時間であってもしたいと思うのですが、
> 講演のあとはかなり疲れておりまして・・・。
> 1時間以上も、たくさんの人の前で原稿なしで話をしますと、
> やはり神経も疲れていて、人と喋りたくなくなるのです。
> それに、自分で言うのもナンですが、シャイな人間で。(^^:

> あーあ、もっと「おれが、おれが」というような人間になれたらなぁ。
> たぶん、一生なれないだろうけど。(^^)


笑いがとまらないというべきか。震えがとまらないというべきか。
わたしはいままでの人生で
宮本輝ほど「おれが、おれが」という人間に逢ったことはありません。
そして、愛読者もおなじ。
どうして宮本輝のファンはみな「おれが、おれが」なのか。
この記事は期間限定公開だから書いてしまうけど、うちのブログのディープな愛読者さま。
ナンシィさんって覚えていませんか。
むかしうちのブログにたびたびコメントをくださったおばさま。宮本輝ファン。
コメントのすべてが自分語り。「おれが、おれが」なのです。
宮本輝そっくりだと感心しました。
おっと、賢明なるみなさまはあることに気づいたのではありませんか?
うちのブログ「本の山」ほど「おれが、おれが」を主張しているところはない。
もしかしたらわたしが日本でいちばんの宮本輝ファンかもしれません(笑)。

COMMENT

KIM URL @
01/15 23:11
創価学会的. なのかもしれません。宮本輝は創価学会員だし、ファンにも創価学会の人が多いはずです。
創価学会のひとたちは、私の知る限り、よきにつけあしきにつけ、人並み以上の暑苦しさと純粋さを持った人が多いように思います。








 

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