27日投開票の府知事選で、主な候補3人に、選挙で訴えたいことや財政立て直し、教育などの各課題、大阪のセールスポイントなどについてアンケートした。3回にわたって掲載する。(届け出順)
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◆質問
(1)この選挙で最も訴えたいことは何ですか。
(2)府財政は9年連続赤字で、危機的状況。どう立て直しますか。
(3)道州制に賛成ですか。○か×で。
(4)法人事業税の地方再配分の是非。
(5)大阪のセールスポイントは。
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◆候補者名
◇梅田章二候補
(1)ムダ・不正ゼロ、くらし優先の府政に転換する。「貧困と格差」を是正し、憲法を暮らしに生かし、アジアに平和を発信する大阪にする。
(2)ムダな開発をやめ同和行政を終結し、国に財源確保を強く求める。資本金10億円以上の大企業に応分の税負担を求め、府民のくらし・中小企業を応援して税収増をはかる。
(3)× 住民自治を奪い、国の下部組織にするから。
(4)× 地域間格差是正は地方交付税で行うべき。
(5)人情、世話焼き、前向き
◇橋下徹候補
(1)府庁の赤字隠しが発覚し、本来なら夕張市のような財政再建団体。このままでは税金も上がり、住民サービスが低下することが必至。それを避けるためにも、行政の無駄遣いを徹底的にカットしなければならない。
(2)出資法人、公の施設、事務事業をゼロベースで、必要性と効果を厳格に審査。慣例や役人的論理は一切認めない。府債発行は原則認めず、職員の給料を削るか無駄遣いを削るかの二者択一を迫る。
(3)○ ただし府庁の役割を市町村の取りまとめ役と整理することが先決。
(4)× 国から地方への税源移譲が先決。
(5)民の力・エネルギー
◇熊谷貞俊候補
(1)「大おおさか復興」。大阪のエネルギーと輝き、スピリットを取り戻す。大阪の「力」「優しさ」「夢」が政策の柱。実現のため駆け回る知事、行動する府庁。底流にはあくまで「府民の生活が第一」という心。
(2)「出ずるを制す」ため、事業仕分けと民間会計手法で出資法人や事業をゼロベースで見直し、府市二重行政解消、知事退職金廃止などを実施。「入るを図る」ため、中小企業利益率アップで府民所得を上げ財政を健全化。
(3)○ 関西州として内政上の権限を一元的に行使できる姿が理想。
(4)× 地方消費税の充実など抜本的改革によって行うべき。
(5)発想、アイデア、技術力
1月15日朝刊
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