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子ども相談室:2歳9カ月の娘、おむつ外しに苦戦中=保育者・柴田愛子

 ◇Q・2歳9カ月の娘、おむつ外しに苦戦中

 2歳9カ月の娘のおむつ外しに苦戦しています。トイレでする回数は1日のうち2、3回で、後はおむつにした後「オシッコが出た」と言います。思い切って、パンツをはかせた方が進むのでしょうか。(匿名希望の母)

 ◇A・思い切ってパンツも手、子どももきっかけ必要

 あと、もう一歩! オシッコがたまった感じが分かっています。でも出るタイミングがつかめないので失敗もしてしまいます。つま先立ちしたり、ちょっとお尻を突き出す格好をしたり、足踏みしたりといった様子が見られたら「オシッコ行こう」とトイレに連れて行くと失敗は少なくなるでしょう。8割方成功しているなら、思い切ってパンツにしてみましょう。

 近年、おむつの外れる時期が遅くなっているような気がします。多少なりとも紙おむつの普及が影響しているかもしれません。ぬれても漏れないだけでなく、ぬれている不快感がない。もったいないから、同じおむつに3回もオシッコさせる親御さんもいるようです。

 これまで「おむつをして小学生になる子はいないから、大丈夫」と話してきました。ところが3歳児クラスに入園してきた半数がおむつをしている年がありました。4歳を迎え、どう見ても心身共に発達している子もおむつをしています。失敗を怖がっているのと、パンツのスースーした感じがなじめないのが原因のようでした。その子は「もう4歳なのに、ちょっと赤ちゃんみたいね」とつぶやくと、すぐに取れました。きっかけが必要だったようです。

 反対に、焦ってお尻をたたいてトレーニングする人もいますが、たたいても膀胱(ぼうこう)と脳は発達しません。体が成長すると、ある日急にトイレに行けるようになるものです。子どもの成長はその子なりの機が熟するときがあります。見守りながら、時機をとらえるほかになさそうです。

毎日新聞 2008年1月13日 東京朝刊

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