2008年1月15日 12時8分更新
医師不足が深刻となる中で地域医療を充実させるため豊後大野市が運営する公立おがた総合病院と県が運営する県立三重病院を統合する話し合いを始めたいと大分県が豊後大野市に打診していたことが明らかになりました。
豊後大野市緒方町の公立おがた総合病院は去年8月に大分大学医学部から派遣されていた常勤の内科医2人が相次いで退職して、常勤の内科医が不在の状態が続いています。
このため、公立おがた総合病院では外科が専門の院長やほかの病院から派遣された非常勤の医師が、内科の診察を続けるなど医師不足が深刻になっています。
一方で、同じ豊後大野市にある県立三重病院には、現在、常勤の内科医が11人いて、比較的内科の医師が充実しています。
こうした状況から大分県は医師の適正配置や病院ごとの機能の分化を進めて地域医療の充実を図ろうと公立おがた総合病院と県立三重病院を統合する話し合いを始めたいと豊後大野市に打診したということです。
これを受けて豊後大野市では15日午後から議会の全員協議会を開いて対応を協議することにしています。