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日野自、中国のトラック工場で部品の8割を現地調達
日野自動車は09年半ばに生産を始める中国・広州市(広東省)のトラック工場で部品の8割(金額ベース)を現地調達する。現在、中国には年間約1500台の完成車を輸出しており、地場メーカーに比べて2―3倍の価格で販売している。現地での調達で物流費や関税負担を軽減。価格差を1・3―1・5倍に抑え、耐久性を前面に出し対抗する。中国に生産進出している日系トラックメーカーの中で最も高い現地調達率を実現する見通しだ。
日野は07年12月に中国・広州汽車集団(広東省)とトラックの生産・販売合弁会社を設立。約75億円を投じて新工場を建設し、当初は大型トラックを年間3000台生産する。
サプライヤーリストを作成しており、「現地調達する80%の部品のうち、8割を中国の地場系メーカーから、残り2割を日系と欧米メーカーから購入する」(近藤詔治社長)方針。
(掲載日 2008年01月15日)
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