米アラスカ州アンカレジ――米魚類野生生物局などは14日までに、米国で保護されるハクトウワシが魚の内臓や油を積んだトラックに急降下で突っ込み、22羽が死亡したと報告した。AP通信が報じた。
エサをあさっていたものの、内臓からしみ出た液体が体に付着し、飛べなくなって死んだらしい。他の28羽も同じく飛来したが、同局職員らが特殊溶液で体をふき乾燥させるなどの手当てを施し、近くに野生に戻す予定。
アンカレジの水産会社にあったトラック上の内臓にはカバーをかぶせていなかったという。連邦法でハクトウワシの殺害は罪だが、水産会社への罰則内容は不明。同社は魚類野生生物局の調査に協力的だという。