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【ゆうゆうLife】医療 妊娠・出産のお金…賢く使う公的助成(中)充実化への取り組み (2/6ページ)
妊婦健診とは、妊娠初期から出産前にかけて行う内診や超音波、血液などの定期検査。遠藤さんの住む自治体では公費助成、つまり無料で受けられるのは2回。しかし、同じ茨城県内でも、牛久の公費助成は3回、高萩、石岡、東海は5回に上る。
妊婦健診は平成9年の母子健康法改正で、国が負担していた2回分の費用が10年度から地方交付税として一般財源化され、市区町村事業になった。
茨城県内の各市町村は来年4月を目指し、妊婦健診5回分、計3万円を上限に公費負担する方向で調整を進めている。県の担当者は「全市町村の足並みがそろうか分からないが、努力をお願いしたい」と話す。
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厚生労働省は妊婦健診について、(1)妊娠初期から23週は4週間に1回(2)24週から35週は2週間に1回(3)36週から分娩までは週1回の計14回、受診することが望ましい−とする。