韓国最大の財閥・サムスングループの裏金疑惑で特別検察は14日、グループの最高責任者である会長の執務室などを家宅捜索しました。
特別検察の捜査チームは14日午前、ソウル市内にあるサムスングループのイ・ゴンヒ会長の執務室や役員の自宅などを家宅捜索し、関係資料を押収しました。
サムスングループをめぐっては、役員や従業員名義の借名口座を使った裏金プール疑惑が浮上していました。内部告発した元法務チーム長は、「1200億円を超える裏金が存在し、2002年の大統領選の選挙資金などにも流用された」と証言しています。
サムスングループはサムスン電子など64の企業で構成される韓国最大の財閥グループです。今回、特別検察側は、グループ運営全般を最もわかっている人物という理由で、イ・ゴンヒ会長にまで捜査の対象を広げたものと見られています。(14日16:01)