中国 米台軍事関係の断絶要請
中国国営の新華社通信によりますと、中国人民解放軍の陳総参謀長は14日、中国を訪れているアメリカ太平洋軍のキーティング司令官と会談し、台湾の陳水扁政権が台湾海峡の安定を脅かしていると非難しました。そのうえで陳総参謀長は「台湾の問題は、中国とアメリカの関係の中で最も重要で核心的な問題だ。アメリカが、陳水扁政権の危険性を認識し、台湾との軍事的な関係を断ち切り、武器の売却を停止することを希望する」と述べ、台湾独立に向けた動きを助長しないよう求めました。これに対し、キーティング司令官は、アジア地域の平和と安定に努めると答えたということです。アメリカは、台湾に武器を売却したり、軍事演習に代表団を派遣したりしていますが、陳水扁総統が今年3月の総統選挙と同時に計画している台湾の名前で国連に加盟する是非を問う住民投票については、反対の姿勢を明確にしています。中国軍としては、アメリカ軍当局との対話を進め、中国側の立場への理解を求めることで台湾をけん制するねらいがあるとみられます。 |
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