中国の家族旅行もビザ発給へ
中国から日本を訪れる観光客は観光ビザを取得する必要がありますが、不法滞在を防ぐため、現在は5人以上40人以下の団体旅行の参加者にしか発給されていません。一方、日本人が中国に行く場合は15日以内の観光旅行であればビザが不要なこともあって、おととし日本から中国を訪れた人が375万人だったのに対して、中国からの訪問者は81万人にとどまっています。このため政府は、日本を訪れる中国の観光客を増やそうと、ビザの発給条件をことし3月から緩和する方針を固めました。具体的には、添乗員が付くことを条件に、家族旅行であれば、2人から3人といった少人数の観光旅行でもビザを発給することにしています。経済成長によって所得水準が高まっている中国では、代金が割高でも海外を少人数でゆっくりと旅行したいと考える人が増えているということで、発給条件の緩和を受けて、国内の温泉地や行楽地などでは、中国からの家族旅行客を呼び込むための新しいサービスが相次ぎそうです。 |
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