丸紅は米国ベンチャー企業が開発した高感度の脳波測定部品を国内で発売する。小型センサーを額に当てるだけで集中度や眠気、緊張などを簡単に数値化でき、携帯電話やカーナビゲーションシステム、ゲーム機のコントローラーなどへの応用を見込む。1個10ドル程度の汎用部品として電機や自動車メーカーなどに売り込む考え。
このほどニューロスカイ社(カリフォルニア州)の第三者割当増資を引き受け、株式7%分を取得。同社製品の日本での販売権を得た。脳波を高感度で感知するセンサーに特殊な解析ソフトを組み合わせ、医療機関で使用されている装置と同等の脳波データが得られるようにした。目の筋肉の動きを測定するセンサーとの組み合わせも可能という。(07:00)