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北大医学部:産科の医局法人化 医師確保、労働条件改善へ

 北海道大医学部産婦人科(札幌市)の医局員が中心となって、有限責任中間法人「女性の健康と医療を守る医師連合」(略称・ウインド、代表理事・櫻木範明教授)が12日、設立された。任意団体だった医局を法人化することで運営を透明化し、産科医の確保や労働条件の向上を図り、地域医療の充実を目指す。医局の法人化は全国的にも珍しい。

 同連合は▽若手産科医の研修プログラムの立案▽関連病院への医師紹介のルール作り--などの事業を実施。従来の医局ではできなかった、労働条件の改善や権利の向上を行政機関に働きかける。医局がもつ「マイナスイメージ」を払拭(ふっしょく)する狙いもある。

 社員は北大産婦人科の医局員を中心に当面130人前後。会費は月額5000円で、医局員以外も加入できる。公認会計士の監査も受ける。2週間以内に法人登記を行う。

 産科医は、出産に立ち会うため労働条件が過酷で、訴訟リスクも高い。外科医と並んでなり手が少なく、地方を中心に産科医確保が社会的な問題になっている。【千々部一好】

毎日新聞 2008年1月13日 14時39分

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