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勤務医ら新団体設立を計画、労働環境改善求め集会
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医師不足の深刻化などによる医療の崩壊を食い止めるためには医師の労働環境改善などが必要だとして、全国の勤務医を中心としたグループが新たな医師団体の設立を計画し13日、東京都内で総決起集会を開いた。
グループは「全国医師連盟設立準備委員会」(黒川衛代表世話人)。会員は現在約420人。勤務医が中心だが、一部開業医もいるという。今年5〜7月ごろに1000人規模での設立を目指す。
集会には100人余りが参加。「医療崩壊」の著書がある小松秀樹医師が「医療費抑制政策や医療安全を求める声の高まりの中、勤務医の労働環境は限界に達している。勤務医の利害を代弁する組織が必要だ」とあいさつした。
長崎県西海市の勤務医でもある黒川代表世話人は「医師は疲弊し、病気の人を助けたいというモチベーションが低下している。医療を再生するため、医師が現場から声を上げていかなければならない」と、新団体への参加を呼び掛けた。
準備委員会は、日本医師会を「開業医の利益団体」と批判。厚生労働省が検討している医療事故調査委員会に対しては「責任追及に主眼が置かれている」として、反対の署名活動を進める。労働環境改善のため医師が個人加盟できる労働組合の設立も計画している。