佐賀放送局

2008年1月13日 16時49分更新

鹿島で子供たちの「円座祭」


わらで作った丸い敷物、「円座」を、空高く投げて、竹ざおで突き、ことしの幸運を射止めようという子ども達の祭り、「円座祭」が13日、太良町の竹崎観世音寺で行われました。

円座祭は、ことしの幸運を願うほか、五穀豊穣や大漁などを祈願するもので、佐賀県太良町に500年以上続くとされる新年の伝統行事です。
竹崎観世音寺の境内の広場には、地元の小学生と中学生あわせて23人が集まり、「大聖棒」と呼ばれる長さ1メートルの棒を取り合いました。
続いて、喧嘩さながらに太陽に見立てたわらで作った直径35センチの丸い敷物、「円座」の取合いをした後、円座を空高く投げて長さ3メートルから4メートルある竹ざおで一斉に突いていきました。子どもちは、なかなか円座に刺さらなくて苦労していましたが、見事に突き刺さると、まわりを取り囲んだ人達から歓声が上がっていました。
最後に、円座は本堂の屋根に投げ上げられて、子ども達の円座祭は終わりました。
参加した中学生の1人は、「面白かった。
来年も参加したい」と話していました。