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四国の真ん中でゴスペル歌おう

2008年01月09日

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中西純子さん(右端)の指導で練習に励む「Voice Of Orange」のメンバー=新居浜市泉池町で

◇東予の主婦ら呼びかけ
4県9グループ合同コンサート
12日・四国中央

  四国の真ん中でゴスペルを歌おう――。四国4県の九つのゴスペル・グループが12日、四国中央市で合同コンサートを開く。 東予地域の主婦らでつくる同グループ「Voice Of Orange(ボイス・オブ・オレンジ)」 が企画し、半年以上かけて準備して開催にこぎつけた。 代表の中西純子さん(41) は「大きな声で、体を動かしながら、みんなで歌うゴスペルの楽しさを知ってほしい」 と本番へ意欲を見せている。(長尾大生)

  「ボイス」 は99年に西条市で結成された。 メンバーは現在、四国中央、新居浜、西条の3市の計約30人。 音楽教室講師の中西さんの指導で、市ごとに月3回、宗教音楽のゴスペルの練習を続けている。

  ゴスペルは楽譜がないのが普通で、歌詞のほとんどが英語だ。このためメンバーは車の運転や家事の最中などに、曲を録音したCDやMDをかけっ放しにして覚え込む。

  そんな練習の大変さも忘れる魅力がゴスペルにはあるという。 メンバーの一人で四国中央市の西山実我(みわ) さん(44) は、「みんなが一つにまとまってうまく歌えた時は、気分爽快(そうかい)。 ストレスが発散できます」 と笑う。

  メンバーは昨春から、合同コンサートへ向けて動き出した。 「四国の様々なグループと交流したい」 と、インターネットでゴスペル関係の団体を探し、メールや手紙、電話で連絡をとった。 30団体以上に問い合わせてみたが、最初の数カ月、返事があったのは3団体だけ。 ところが、会場が決まって開催が具体的になると、徐々に参加グループが増え、四国の全4県から、ボイスを含む計9グループの出演が実現した。

  コンサートでは、各グループが15分の持ち時間で、2、3曲を披露する。 フィナーレでは、9グループの全約200人が、ゴスペルの定番「Oh! Happy Day(オー・ハッピーデイ)」 を大合唱する。

  中西さんは「600人収容の会場が埋まるのか不安ですが、わざわざ他県から来てくれる仲間たちのために、いっぱいの観客で迎えたい。 何とか成功させて今後は毎年、四国各県持ち回りでコンサートを続けられたら」 と期待している。

  コンサートは12日午後6時から、四国中央市土居町のユーホールで。 入場料は500円。 問い合わせは中西さん(090・8283・3546)へ。

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