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静岡市での魚類学会年会に出席しました. 発表も無事終了です. 天皇陛下にポスターの内容を説明する片山さんの写真が 新聞の記事に掲載されていました.
静岡新聞2006/10/09朝刊に掲載された記事には詳しく出ていました.
静岡県内ニュース(社会)
「陛下、魚類学会ご出席 熱心に質問も」
天皇陛下は8日、静岡市駿河区のグランシップで開かれている「2006年度日本魚類学会年会」に会員として出席のため、本県を日帰りで訪問された。ハゼの分類学を長年にわたり研究対象としている陛下は、県内外から集まった魚類の研究者らの発表に耳を傾けられた。同市清水区の東海大海洋科学博物館にも立ち寄られ、海洋水槽などを見学された。 年会では小型の底生性魚類「ベラギンポ属」の分類学的再検討をテーマにしたポスター発表などを視察。西太平洋に分布し、水深5―30メートルの砂地に生息するベラギンポについて研究者から具体的に説明を受け、「ベラギンポはどんな魚に近いですか」などの質問をされた。「ボウズハゼの仔稚魚の上顎歯の構造変化」と題した口頭発表の様子などもご覧になった。 東海大海洋科学博物館では、自ら和名を付けた「アケボノハゼ」や、生きた化石として知られる深海性のサメ「ラブカ」など館内に展示してある魚類を西源二郎館長の案内で興味深げに見て回り、アケボノハゼの名を皇后さまが発案したエピソードなどを披露された。会員の懇親会にも出席された。 陛下はこれまでにハゼの新種の確認のほか、「日本産魚類大図鑑」(東海大出版会)など専門書の執筆にも加わっている。同学会の年会で研究成果を発表されたこともあるという。
No.1026 2006年10月10日 (火) 18時11分
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