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デビュー前から米G1意識カジノドライヴ

日刊スポーツ

[写真]デビュー前から米3冠最終戦ベルモントSを目標にするカジノドライヴクリックで拡大

デビュー前から米G1意識カジノドライヴ (日刊スポーツ)

 藤沢和厩舎の超良血カジノドライヴ(牡3、父マインシャフト)が、26日京都の新馬戦(ダート1800メートル)でデビューする。兄姉が米3冠のベルモントSを連覇中。兄弟3連覇を狙って、弟もデビュー前から海外遠征が視野に入れられている。6月7日に米ベルモントパーク競馬場で行われるベルモントS(G1、ダート2400メートル)へ向けて、デビューの日が今から待ち遠しい。

 大きな夢を背負った若駒のデビューが迫ってきた。藤沢和厩舎の超良血カジノドライヴが、26日京都の新馬戦でベールを脱ぐ。「ベルモントSに連れて行かなければならない馬」と藤沢和雄師(56)。デビュー前から海外遠征が視野に入れられているというから驚きだ。

 半兄ジャジルが06年、半姉ラグストゥリッチズが07年、米3冠の最終戦ベルモントSを優勝している。姉は牝馬として102年ぶり3頭目の優勝という快挙を果たし、日本でも「米国のウオッカ」と話題になった。

 父マインシャフトの弟も06年キーンランド・セプテンバーイヤーリングセールで95万ドル(約1億450万円)の高額で落札された評判馬。外傷の影響で昨夏のデビュー予定が延びたが、12月上旬の帰厩後は順調だ。3日には3頭併せの真ん中で勝負根性を見せつけ、既走馬を圧倒。500キロをはるかに超える雄大な馬体の持ち主は、同師も「素直な気性で長い距離が良さそう。根性もある」と絶賛。関係者ならずとも兄弟3連覇の夢を抱くのは自然な流れだ。

 ダート競馬の本場米国の壁は厚い。強力なライバルに加え、日本とは砂質が異なり、過去の遠征馬も苦戦を強いられてきた。藤沢和師もタイキブリザードなどで挑戦したが、結果を残せていない。それでも連れていく。「これだけの血統を国内に埋めていたら、日本は何をやっているんだということになる。日本の競馬を世界に証明する意味でも、チャレンジする義務がある」と同師。夢やロマンを追うのも競馬。これは海外志向の強い山本英俊オーナーの思いでもある。

 京都でのデビュー戦には短期免許で来日するビクター・エスピノーザ騎手(35)を指名。2冠馬ウォーエンブレムの主戦などで知られる米国のトップに、可能性を探ってもらう。「ビクターに乗って、判断してもらいたい」(同師)。夢の実現へ向けて、準備は着々と進められている。【鈴木良一】

2008年1月8日 08時15分 日刊スポーツ

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