気の教室 |
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■中国五千年---精力増強法 |
まずきちんとした座法で座り、リラックスします。手は握固して膝の上におき、両眼を軽く閉じます。呼吸は静かに自然に呼吸し意識を用いません。
天から軟酥(金卵)が降りてきて頭上におかれたと観念し、その金卵に意識を集中します。金卵は体温で溶けて液体となり、頭上から頭の内部に浸透し、毛髪、皮膚、頭蓋骨、脳髄と、頭の内部の各部分につぎつぎと浸透し、骨や各器官を金色に輝かせます。その金液は、さらに徐々に下降し、喉から首、首から肩というように、各部分を金色に輝かせながら下降します。そして両腕に流れ落ち指先にまで達します。
また胸から腹へ、背後は脊柱から肋骨の一本一本に浸透しながら次第に下降し、腰の下部に達し、座っている腰から下の部分は温湯につかっているように温かくなります。
その液は今度は光となって下部から反対に体内を上り、身体は目もまばゆい金色の光に照らされ体内隅々までけんらんたる明るさとなり、暗い影や、不明確なところは一ヵ所もなく金色に輝きわたるのをイメージします。やがて金色の光は身体全体に充満し、そして外にまであふれ出して周囲を照らし、部屋全体が金色の光に輝きます。さらに、光は戸外に射し出て、その範囲は次第に広がってついに宇宙全体が、さん然たる金色の光に満たされます。この経過および結果の光景をイメージし全意識を集中してじっと見守るのです。
古来、中国の思想によると、人は本来無限の能力を備えているということでした。もちろんその中には、無限の自然治癒力も含まれています。しかし、現代人は自然治癒力が低下してきています。医学の
進歩にもかかわらず。
その最大の原因は、皆さんご承知の通りストレスです。「ちょっと待って、自分はストレスなんて感じてません。」とおっしゃるかもしれません。でもよく考えてみて下さい。テレビ、新聞の情報で楽しくやすらいだ、平和な話題よりも、悲しく不安で心配なニュースのほうが圧倒的に多いことは容易に気づきます。これらのものから私たちが受ける影響は、計りしれないものがあると思います。
ストレスには、肉体的なものと精神的なものとがあります。前者は、自覚症状として現われることが 多いので、皆さんは放ってはおきませんね。厄介なのは後者です。それに対抗する手段はないのでしょうか。
ちゃんと昔の知恵ある人たちが、残してくれている方法があるのです。そのためのキーワードがリラックスなのです。なぁーんだと思うかもしれませんね。しかし、これが意外と難しく、とても大事なことなのです。
1については、大抵の人がすぐに分かる事と思います。ですが、熱が発生する訳ですから当然ですね。問題は2以降です。最初は、ほんの少しの感覚であっても、意識で増幅することによって、どんどん強くなってきます。
そのうち、慣れてくると、肩の力を抜いただけで、手のひらに気の感覚がボワーッと感じられるようになります。感じやすい方とそうでない人では、個人差がありますが、落ち着いて、楽しみながらやれば必ず気を実感できます。