【ソウル共同】女性信者に対する強姦(ごうかん)容疑で韓国から国際手配され、中国で逮捕された新興宗教団体「摂理」の教祖、鄭明析(チョンミョンソク)容疑者(62)について、中国政府は11日までに韓国への引き渡しを最終決定した。韓国法務省が同日明らかにした。韓国の捜査当局関係者によると、近く送還される見通し。
一方、聯合ニュースによると韓国の最高裁は11日、鄭容疑者から性的被害を受けたとして、元信者の日本人女性が同容疑者に損害賠償を求めた訴訟で、慰謝料など1000万ウオン(約120万円)の支払いを命じた判決が確定したと明らかにした。
毎日新聞 2008年1月12日 東京朝刊