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<浜崎あゆみ>衝撃告白「突発性難聴」 典型的な職業病? 

1月12日12時59分配信 毎日新聞


<浜崎あゆみ>衝撃告白「突発性難聴」 典型的な職業病? 

自身のブログで難聴を告白した浜崎あゆみさん=2007年7月撮影

 歌手の浜崎(はまさき)あゆみさん(29)が自身のブログで、左耳が完全に聞こえなくなったと告白した。「突発性難聴」とされるが、どういう病気なのか。音楽活動への影響はあるのか。

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 4日、浜崎さんが会員制ブログに載せた「今年の私のぶっちゃけた抱負」に、ファンの間で衝撃が広がった。「左耳はもう完全に機能しておらず、治療の術(すべ)はないと診断されたんだ」と明らかにしたからだ。

 浜崎さんは98年に歌手デビュー。自作の歌詞が高く評価され、01年からレコード大賞3連覇を達成したほか、ソロの女性ボーカル歴代1位のシングル売り上げを記録。10代、20代の女性を中心にファッションリーダーとしても人気を集める。

 所属会社のエイベックスによると、病気は00年に発覚し、今回の診断は定期通院で告げられた。同社は「デビュー10周年を迎え、これからも頑張っていくし、今後も予定通りにやっていく」と冷静に受け止めている。

 厚生労働省の外郭団体、難病情報センターによると、突発性難聴は、通常片方の耳が突然聞こえなくなる病気で、全国で治療を受ける人は年間2万4000人(推定)。原因不明だが、ウイルス感染と内耳血管の循環障害の2説が有力とされる。軽度で治る人もいるが、有効な治療法などは確立されていないという。

 突発性難聴に詳しい東京医科歯科大の喜多村健教授は、片耳が聞こえない影響について「音がどこから出ているかを判断するのが難しくなるほか、立体感を持って聞くことができなくなる」と説明する。音楽活動との因果関係は分からないが、今後の活動は「だいぶ前からハンディがあっても活動し、音楽の質も低下していないから、これからも影響なくやっていけるだろう」と話す。

    *

 音楽現場は、どう見ているのだろうか。

 ウィーンで長年ボイストレーナーとして活躍し、現在日本でプロミュージシャンのトレーナーを務める野口ちよ子さんは「典型的な職業病」とみる。「音響が良く、オーケストラが舞台の下にいるオペラ歌手で難聴になったケースは聞いたことがない。難聴は、電気音のバンドが後ろに控えるロックやポップスの歌手に起きている」と指摘する。

 有名アーティストのバックコーラスとして活動している女性(25)も、突発性難聴を経験した。自分の声が聞こえなくなったほか、起きていられないほどのめまいに襲われ、バランス感覚も失ったという。昨年7月に出演した音楽テレビ番組では、浜崎さんがステージの立ち位置までスタッフに手を引いてもらう姿を見掛けたこともある。

 「左耳が悪くなるのは、最も音が大きいドラムやベースが左後ろにいるため。知り合いのミュージシャンでも左耳に問題がある人が大半」と話す。安静第一とされるが、「(浜崎さんは)スケジュールが入っているし、後輩が売り上げを伸ばす中で休めなかったのではないか」と推測する。

 今後も歌い続けると表明した浜崎さんは4月5日、東京で10周年記念の全国ツアーをスタートさせる。【中川紗矢子】

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最終更新:1月12日21時40分

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