酒気帯び運転：タクシー運転手を逮捕−−上野原　／山梨

　上野原署は７日、勤務中にタクシーを酒気帯び運転したとして、上野原市川合、タクシー運転手、水越康三容疑者（６０）を道交法違反（酒気帯び）容疑で逮捕した。同署は８日、水越容疑者が勤務する同市四方津（しおつ）のタクシー会社「四方津交通」（落合益美社長）を家宅捜索し、会社側の管理体制に問題がなかったか調べている。
　調べによると、水越容疑者は７日午後０時半ごろ、同市四方津のＪＲ四方津駅構内の緩やかな上り坂でタクシーを停車中、ブレーキが緩み、後方に停車していた相模原市に住む男性会社員（６０）の乗用車に衝突。事故後、同署に向かうために酒気を帯びた状態で国道２０号を運転した疑い。
　水越容疑者は調べに対し、「前の晩に自宅でウイスキーなどを飲んだ」と供述している。
　落合社長によると、水越容疑者は寝坊を理由に通常より１時間半ほど遅い午前１０時ごろに出社。通常は朝の点呼で、酒のにおいがしないか点検しているというが、この日は多忙だったために点呼は行わなかったという。【沢田勇】

１月９日朝刊