*ぷにゅ*
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01/11(金) 20:07 IP:219.104.207.188 削除依頼
警泥のルール説明
警察と泥棒で分かれる。
分かれ方は、天皇が決める。
日本全国で警泥が行われる。
警察は泥棒を追いかける。
泥棒を捕まえたら警察は泥棒を牢屋に連れて行く。
泥棒は命じられたものを一つ一つ盗む。
警察から逃げる。隠れるのもあり。
泥棒は３回まで陣地に入れる。陣地内の時間は５分。
（陣地には警備員がいて、一人一人の時間を計る。）
牢屋には、警察が最高三人まで見張りとしていることが出来る。
牢屋に入られた泥棒は抵抗はしない。抵抗した場合、処刑。
泥棒は牢屋に入って３分の間に見方がタッチしないと処刑。
制限時間：７２時間（三日間）
生き残った場合、日本のどこかの県を所有することができる。
あなたは生き残れる?
NO.1 *ぷにゅ*
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01/11(金) 20:16 IP:219.104.207.188 削除依頼
「今日の授業つまらなかったね」
「うん」
他愛のない話をしながら私と親友の美保は通学路を歩いていた。
「そういえば、もう中学卒業だね」
「そうだね。美保とは離れるけど・・・」
「寂しいよね。」
暗い話になりながらも美保といられる時間は楽しかった。
と、突然「ピーピー」という音がスピーカーから聞こえた。
NO.2 *ぷにゅ*
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01/11(金) 20:31 IP:219.104.207.188 削除依頼
「日本全国の皆様、これから警泥をやります。
もちろんルールは知っていますよね。
一回リハーサルをやるので
20時までに東京ドームに来てください。
こなかった場合、全力で探し、処刑します。」
けいどろ・・・？
ルールは知ってるけど・・・日本で・・・？
しかも東京ドーム。
私達は北海道にすんでいるのに…
無茶だよ・・・
「ねえ!どうするの!?行かなきゃ!早く家に帰って東京ドームいこうよ！」
美保は驚きと恐怖で顔が真っ青になってる。
実は私も怖い。
怖い。
怖い。
「家に帰ろう・・・携帯電話で連絡・・・取り合おうよ」
美保は私の言葉をうなづいて聞き、走っていった。
私も、全力で家に向った。
NO.3 *ぷにゅ*
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01/11(金) 20:39 IP:219.104.207.188 削除依頼
家についてすばやく玄関を開けた。
お母さんがお金を出している。
「早く、空港にいくよ。お父さんは出張で東京にいるからそこからいくって」
「分かった。タクシーよぼうよ」
「聞こえたでしょ？今全国民が東京ドームに集まっているの。だからタクシーも
今はないわ」
「そっか、走ろう」
私はガチャリと家の玄関をしめて頑張って走った。
お母さんも全力疾走で顔が真剣だった。
NO.4 *ぷにゅ*
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01/11(金) 21:01 IP:219.104.207.188 削除依頼- ５０分くらい走った。
よこのおなかがいたくなって途中で休憩したりもした。
やっと、●■空港にたどり着いた。
だが、そこには一つしか飛行機がなかった。
多分他のキャビンアテンダントも一緒に東京にいくのだろう。
そこには乗客がたくさんいてお祭り騒ぎになっていた。
当たり前だが、いい意味ではない。
「皆様、今日だけ無料です。日本政府からの命令で、飛行機は無料でお乗りになれる
ことができます。」
焦り気味な放送が聞こえた。
それを聞いて、乗客も少しあせっていた。
NO.5 *ぷにゅ*
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01/12(土) 11:26 IP:219.104.207.188 削除依頼
今、私は飛行機にのっている
凄く速い。
いつもより何倍も。
３０分後、東京到着。
キャビンアテンダントをみると深呼吸をしてマイクをもった。
「皆さん、落ち着いてください。飛行機を降りたら頑張って東京ドームへ
急いでください」
その声は、冷静で一瞬気が抜けた。
飛行機の入り口が開いて私達は急いで降りようとした。
その瞬間、我先にと乗客が私達を押す
NO.6 *ぷにゅ*
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01/12(土) 11:34 IP:219.104.207.188 削除依頼
でも私は頑張った。
お母さんの手をひいて
息切れをしながら、走った。懸命に、走った。
*
何分走っただろう?
やっぱりおなかが痛くなり、自販機でジュースを買って口にした。
「お母さん、私達どうなるの？けいどろやるの？なんで？」
「・・・お母さんも聞きたいわ、とりあえず２０時に間に合うように走りましょう」
早足になりながら東京ドームを目差して走った。
NO.7 *ぷにゅ*
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01/12(土) 11:43 IP:219.104.207.188 削除依頼
２時間後
やっと、やっと東京ドームについた。
何万人、いや何億人とばかりに人がたくさんいる。
ぎゅうぎゅうづめだ。
まるで福袋の争奪戦みたいだ。
時計を見た。
19:49
あと、11分。
自分は、間に合ったからセーフで安心した。
・・・美保は?
・・・美保は間に合っている？
バッグから携帯電話を取り出し
美保に電話をかけた。
つながった。
「美保?今、どこ?」
「まだ、空港・・・!」
そうだ、美保から空港はとても遠い。
間に合わない、
間に合わない
「あんたは、今どこ!?はあ・・はあっ・・・」
「・・・東京ドーム」
「そんな・・・っ」
通話が途切れた。
そうだ、もう空港には人がいない
美保はおいてかれたんだ
NO.8 *ぷにゅ*
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01/12(土) 12:05 IP:219.104.207.188 削除依頼
「20：00になりました。日本警泥のリハーサルを行います。
今、きてないひとは殺します。
きてないひとは佐久間 順平様、桜井 真子様
結岡 美保様、厚木 集様、松岡 真由様です。」
美保・・・。
美保・・・。
美保・・・。
「うああああああああっ」
何で?
何で殺されるの?
罪もない美保が何で殺される?
怒りと悲しみを誰かにぶつけたかった。
「こんなことおかしい・・・。こんな事何でするんですか!?」
私は今、美保の名前を言った人に大声で叫んだ。
その人はふう、とため息をつきニヤっと笑った。
「それは、おもしろいからです。ゲームだからですよ」
NO.9 *ぷにゅ*
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01/12(土) 15:05 IP:219.104.207.188 削除依頼
寒気がした。
何を考えているのだろう?
気味が悪い。
殺したい。
「話している最中で申しわけありませんが、リハーサルを行います」
気が抜ける。
体中が麻痺している。
「けいどろは皆さん知っていますよね?あれを日本全国で行います」
私は後ろを向いて泣いてしまった。
リハーサルをしていても見なかった。
皆は真剣に見ていたけど、とても見たくなかった。
だが、私の耳にこの言葉が聞こえた。
「つかまって３分以上どろぼうの見方がタッチしてくれなかった場合
処刑、つまり殺します」
こ
ろ
す
？
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