新人応援部「芽がヒット!」
芽がヒット!初登場 18歳、清水翔太 2008年2月20日、「HOME」で遂にデビュー!! 試聴
 

 「今」っていうものはどんどん過ぎていって気付けば「過去」になる。そして、それらは絶対にリンクしていって現在の自分に繋がっていく。この曲は現在よりも、現在の自分を作り上げてきたものに対しての感謝の気持ちなんですよ。それが僕の場合、大阪での思い出だったり出会った人々なわけで、自分の実体験に基づいた曲ではあるんですけど、この曲を聴いてくれた人がいろいろな形に当てはめて――それは恋人なのかもしれないし、実家だったりするかもしれない――自分の「HOME」を再認識して、それを大切にしてくれたら嬉しいですね。
過去と今、そして未来の繋がりを描きたいっていうのが常に僕の中でテーマとして存在するので、この曲は過去のことだけ歌っているように見えて、いつでも新しい自分に対して歌っていて。過去を振り返って「ありがとう」とメッセージを送りつつも、ストーリーは新しい「HOME」を見つけた自分の話で、常に前向きで成長していくっていう歌なんですよね。でも、成長していろいろなものを得ていく中で、同時に失っていくものも当然あって……凄い意地悪な言い方をすると、そこを離れた時点で「HOME」じゃないんじゃないかっていう見方もあるんですけど、だからこそ(歌詞の中でも言っているように)「今更帰れない」わけだし、「思い出すだけ、それだけでいいんだ」「いつか帰る」なんだと思うんです。自分の「HOME」ではなくなった場所に対しての「HOME」を伝えたかったんですよ。
 もちろん、この曲を書いて新たに見えた「HOME」もあったりして……この曲に関しては、自分でも歌詞を見返して感動することがあるんです。この先成長していく中で自分自身が変わっていったとしても、これは今の僕の等身大なメッセージであって、結局何年経っても僕にとっての「HOME」は揺るがないし、この曲で伝えたかったメッセージもこの先絶対に揺るがぐことのないもの。頭で考えて何かを話したところで、この歌の持つ力には絶対に勝てないので、歌詞を見ながらこの曲を聴いてもらえたら嬉しいです。
(談:清水翔太)

 
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