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「泥酔運転」の男に過去最も重い懲役23年 神戸地裁尼崎支部

12月19日23時42分配信 産経新聞


 兵庫県尼崎市で今年6月、ワゴン車を飲酒運転し、衝突したタクシーの乗客と歩行者計3人を死亡させたとして、危険運転致死罪に問われた大阪府豊中市の建設作業員、宮田和弘被告(50)に対する判決公判が19日、神戸地裁尼崎支部で開かれた。渡邊壮裁判長は「泥酔状態で運転した行為は極めて危険で悪質」として懲役23年(求刑・同30年)を言い渡した。最高裁によると、交通事故をめぐる判決では過去最も重い量刑という。

 渡邊裁判長は判決理由で、宮田被告が過去2年間、仕事帰りに飲酒運転を繰り返していたことなどに触れ「起こるべくして起こった惨事で、際立った危険性を有する無謀な犯行。3人の尊い人命を奪った刑事責任は重大」と述べた。

 一方、検察側は2件の事故の併合罪を適用し最長刑を求刑していたが、渡邊裁判長は「事故が完全に独立しているとまではいえない」と指摘。宮城県多賀城市で平成17年5月に3人が死亡した飲酒運転事故で、運転者に懲役20年を言い渡した仙台地裁判決に触れ「法的安定性が損なわれることなどから、最長刑は相当ではない」と退けた。

 判決によると、宮田被告は6月23日午後9時半ごろ、尼崎市南塚口町の県道で、酒に酔ってワゴン車を運転。井上和俊さん=当時(29)=をはねて死亡させ、直後に対向車線にはみ出してタクシーと衝突、運転手の岩田浩一さん=同(48)=と乗客の松村美津子さん=同(68)=を死亡させた。

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最終更新:12月19日23時42分

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