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山陽電車の運転士が乗務前に飲酒 アルコール検査で発覚

2007年12月26日

 山陽電鉄(本社・神戸市)の40代の男性運転士が今月18日の乗務前検査で、アルコール分を検出されていたことがわかった。午前の乗務後に帰宅して飲酒し、そのまま午後の乗務につこうとしていた。同社は運転士を乗務停止としたが、22日から乗務を再開させた。

 同社によると、運転士の18日の乗務は、午前5時40分〜同11時53分(姫路―高速神戸間)と、午後5時14分〜同7時52分(姫路―東二見間)の2回だった。午後の乗務前の検査で、飲酒反応が出たため、別の運転士と急きょ乗務を交代させた。運転士は「午前の乗務後に帰宅して、缶ビール1本を飲んだ」と説明している。

 同社では空き時間の一時帰宅を認めているが、総務本部では「飲酒は論外」として運転士の処分を検討している。鉄道の運転士の酒気帯び運転について国土交通省は昨年3月、省令で禁止を明記している。同本部は「今回は飲酒運転しているわけではないので国交省に報告していない。内部の処分に関するもので公にする必要はないと判断した」と話している。

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