ながさき人権フェスティバルで講演する辛淑玉さん
辛さんは「一歩ふみこんで…」と題して講演。自身の経験を基に、在日コリアンや被差別部落、知的障害者、夫や交際相手からの暴力などさまざまな人権問題の実例を報告。「差別は差別する人が決めている。人権や国際化とは、嫌だと思う人と一緒に生きていくことだということを真剣に考えてほしい」と訴えた。
会場では、県内小中高校生を対象に募集した本年度の人権標語コンクールの表彰式があったほか、人権問題に取り組む県内の特定非営利活動法人(NPO法人)による公開授業や写真パネル展示などもあり、家族連れなどでにぎわった。
=2008/01/13付 西日本新聞朝刊=