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【国際】

野党国民党が歴史的圧勝 台湾立法院選

2008年1月12日 23時57分

 国民党の圧勝が確実となり、手を組み感謝の意を表す馬英九氏(中央)ら党幹部=12日夜、台北市内の同党本部(共同)

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 【台北12日共同】3月22日の台湾総統選の前哨戦となる立法院(国会、定数113)選挙の投開票が12日行われた。台湾中央選挙委員会によると、対中統一志向の最大野党、国民党が81議席を獲得、27議席にとどまった民主進歩党(民進党)を圧倒、歴史的圧勝が確実となった。

 立法院の3分の2を上回り、総統の罷免案採択も可能になった。

 陳水扁総統は記者会見で「民進党創設以来、最大の惨敗」と敗北宣言し、民進党主席を引責辞任すると表明した。

 2期8年にわたる陳政権に対し有権者の厳しい審判が下ったこととなり、民進党は大打撃。総統選でも厳しい戦いを強いられるのは必至で、党の立て直しが危急の課題だ。対中政策でも、陳総統の強硬姿勢見直しを求める声が党内から出てくる可能性もある。

 台湾の中央選挙委員会によると、小選挙区と先住民枠(定数計79)で、国民党が61議席、民進党が13議席を獲得した。比例区は、国民党が20議席、民進党が14議席だった。

 

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