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新大久保駅転落事故:李さんの勇気語り継ぐ追悼朗読劇

李秀賢さん=エルエスエイチアジア奨学会提供
李秀賢さん=エルエスエイチアジア奨学会提供

 東京都新宿区のJR新大久保駅で、ホームから転落した男性を救けようとした韓国人留学生の李秀賢(イスヒョン)さん(当時26歳)と、カメラマンの関根史郎さん(同47歳)が電車にはねられ死亡した事故から7年。26日の命日に合わせ25、26の両日、新宿区内で追悼朗読劇「李秀賢頌歌(しょうか)」が上演される。

 勇気ある行動と人間愛を語り継ごうと、異文化コミュニケーション誌「プラザプラザ」(新宿区)編集長の中村里美さん(43)らが企画した。朗読劇で李さんの好きだった詩歌、事故後に李さんの両親らに送られた手紙などを紹介する。

 「日本とアジアの懸け橋となる若者のために役立ちたい」との李さんの両親の願いから、李さんのイニシャルを取って名付けられた非営利組織(NPO)「エルエスエイチアジア奨学会」のメッセージも盛り込まれる。

 中村さんは李さんが亡くなった翌年から、日韓の若者らで富士山や韓国の山々を登る「日韓友好ピース登山」を主宰し、遺志を継ぐ活動を続けている。

 上演は新宿区高田馬場2のライブハウス「トリックスター」(03・3232・6616)で25日午後7時半、26日午後4時からの2回。26日は上演後、李さんの両親を囲んでしのぶ会と懇談会も開かれる。問い合わせは「プラザプラザ」へ電子メール(plazaplaza@plaplanet.com)で。【高尾具成】

毎日新聞 2008年1月12日 15時00分

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