◇校長は「そういった事実は一切ない」と否定
笛吹市内の市立中学校で昨年12月中旬、職員用の女子トイレに盗撮用とみられる小型カメラが仕掛けられていたことが10日、分かった。学校からの被害届を受け、笛吹署が捜査している。
同署などによると、同校1階にある職員用の女子トイレで、個室内の予備のトイレットペーパーに、小型カメラ1台が隠されているのを女性教諭が発見。同校の校長が同署に被害届を提出した。カメラは大きさ約2~3センチで、映像を他の機器で受信する無線式とみられる。
同校の校長は取材に対し、「そういった事実は一切ない」と否定した。
笛吹市教委は取材にカメラが置かれていたことを認め、この日、同市立の全20小中学校による臨時校長会を開き、山田武人教育長が捜査を見守り、児童・生徒に動揺がないよう配慮するよう求めた。【小林悠太、中西啓介】
毎日新聞 2008年1月11日