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【国際】

高速船同士が衝突、133人負傷 マカオ沖、邦人乗客なし

2008年1月12日 夕刊

 【香港=共同】マカオ政府などによると、11日午後8時半(日本時間午後9時半)ごろ、乗客乗員約220人のマカオ発香港行きの高速フェリーと、約240人を乗せた香港発マカオ行きの高速フェリーがマカオ沖で衝突、133人が負傷した。うち約10人が重傷という。当局が事故原因を調べている。

 香港とマカオを結ぶ高速フェリーは24時間運航されており、マカオでのカジノやホテルの建設ラッシュとともに増便。現在では約15分に1便の割合で運航し、特に週末は混雑することで知られる。香港の日本総領事館は日本人が乗っていたとの情報はないと話している。

 報道によると、乗客の多くは安全ベルトを着用しておらず、船内で頭などをぶつけるなどして負傷。骨折した人もいたという。

 香港やマカオ周辺は11日、濃霧のため視界が悪く、当局が速度規制などを実施。高速フェリーにも欠航や遅れが相次いだ。同日午前には香港付近で、約390人が乗った香港発マカオ行きの高速フェリーと漁船がぶつかる事故も起きたという。

 

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