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高校生が不正乗車、反則金最高120万円超

2008年01月12日

 JR飯田線を利用する複数の高校生が、期限切れの定期券を使う不正乗車を繰り返し、JR東海の規定に基づいて請求される反則金が最高120万円超になることがわかった。関係者によると、「ここ10年でこれほど高額の反則金は記憶にない」という。

 JR東海飯田支店が昨年12月に確認した不正乗車は5件。10代の元女子高生1人と、15〜17歳の高校生の男女4人で、個別に不正乗車を試みていた。同支店によると、定期に明示された有効期限の日を指で隠すケースが多く、元女子高生の場合、持っていた定期の期限は昨年の2月14日だった。

 同支店は、正規料金の3倍の反則金を請求する社内規定に基づいて金額を計算。乗車した区間の正規の往復料金1300円に、発覚した日までの日数317をかけ、さらに3倍した反則金123万6300円を、近く元女子高生に請求する。

 ほか4人の反則金額は、多い順に110万3700円、70万6320円、47万400円、1万800円。支払いがない場合は警察に被害届を出すことも検討するといい、高校生らは「申し訳ありませんでした」と反省しているという。

 同支店は「出来心であっても、犯罪です。反則金で自分や家族に大きな負担がかかることを理解していただきたい」と話している。

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