中国画材(岡山市丸の内1丁目、藤田満弘社長、資本金4800万円、従業員78人)は4日、岡山地裁に破産手続き開始を申し立てた。東京商工リサーチ岡山支店によると負債額は20億円。 同社は1949年創業。岡山、倉敷両市や、東京、大阪など全国主要6都市に拠点を持ち、ホームセンターや小中高校への画材卸のほか、小売店舗も構え、老舗専門店として知られていた。 しかし、近年の少子化で教育関係への販売が振るわず、店舗売り上げも後退。2007年7月期は売上高29億9千万円まで落ち込んでいた。 さらに、10億円を超える在庫に加え、借入金の金利負担が経営を圧迫。業績回復のめども立たないことから、12月28日で事業を停止した。