日本児童教育振興財団主催の第43回「わたしの保育」で、取手市西1の取手ふたば文化幼稚園(菊地さと子園長)教諭、榎本怜子さん(28)の論文が大賞に輝き、授賞式が10日、同幼稚園であった。
同賞は、保育所や幼稚園で活躍する保育士や教諭の実践記録発表の場として65年にスタート。榎本さんの作品は「S君から教わったこと」。昨年4月から受け持った4歳児の保育記録を基に、友だちとのかかわりや心のつながり、きずな、エピソードなどを交えながら成長していく姿を400字詰め原稿用紙8枚にまとめた。
教諭7年目の榎本さんは「まさか賞をいただけるとは。うれしさより驚きが大きいです。今後も園の心である『楽しくなければ幼稚園ではない』を常に心に留めて、子どもたちと全力で向き合っていきたい」と話していた。【宍戸喜四郎】
毎日新聞 2008年1月11日