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生活

道立紋別病院 広域連合で運営案 周辺自治体、道と検討へ(01/12 06:47)

 経営悪化が深刻となっている道立紋別病院について、紋別市を中心とした五市町村と道が広域連合を発足させ、経営母体となる案が浮上している。実現すれば全道の自治体病院改革のモデルケースになるとみられ、同市などは一月下旬にも協議の場を設けて正式な検討に着手する。

 道内では、広域連合による病院経営の例はない。

 広域連合の経営となった場合、《1》運営も広域連合が担う公立病院《2》指定管理者制度に基づく公設民営病院−のいずれかの形態になるとみられる。いずれにしろ、医師の報酬を独自に決めることができ、給与が低く設定されている道立病院より有利に医師確保を進められるなど、柔軟な経営が可能となる。

 道は、紋別病院など道立七病院に関して、指定管理者制度を導入して、経営を民間に委託する公設民営方式などを盛り込んだ改革プランを、年度内に策定することにしている。しかし、道による公設民営方式では、将来にわたって地域の中核的病院を残せないとの見方も強く、地元市町村による広域連合案が浮上した。

 紋別市の宮川良一市長は昨年十二月の市議会で、広域連合方式を検討する考えを表明している。

 広域連合に想定される市町村は、紋別市のほか網走管内の雄武、興部、滝上各町と西興部村。二十一日には五市町村長と紋別病院の院長が意見交換。その後、早ければ月内に正式な検討委員会を設置し、連合の枠組みや費用負担、運営形態などについて協議していく見通し。

 ただ、広域連合方式の場合、病院の赤字を地元市町村が負担することが想定され、地元には「できれば道立で残してほしい」との声も根強い。

 道保健福祉部は「地元の協議が固まり次第、道として個別の計画をまとめたい」としている。

 道立紋別病院は○六年度、医業収入を人件費が上回り、約二億円の赤字となっているほか、医師不足から産婦人科の手術を制限、精神科の入院患者の受け入れを停止している。

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